第62話 ページ15
「…」
Aの突然の叫びにみんな唖然として辺りは静まり返っていた。
A「このバカ！！アホ！！ヘタレ！！」
しかしそんなのお構いなしに私は叫び続ける。
A「貴様の意志はそんなものなのか！！エレン！！
まさかまだこの期に及んでアニが巨人なのは気のせいかもしれないなんて思ってないだろうな！？！？
貴様の目の前にいるのはなんだ！？仲間か！？人間か！？
巨人だろ！！」
エレン「っ…！！」
A「いい加減目を覚ませ！！
その貴様の中途半端な脳みそがまわりの死を招くとこの間の壁外調査でその身をもって痛感したはずだ！！それでもまだ迷うか！？」
エレン「っ…
…俺はっ…」
A「戦うのなら立ち上がれ！！その拳を握れ！！
戦わないのなら一生家にでも引きこもってろ！！」
私は涙目になって怒りをすべてぶつけた。
エレン「っ…副…兵長…
．
．
．
はっ…！！！
危ないっ！！！！！！」
と、いきなりエレンがこっちを見て叫んだ。
ハンジ「！！！A！！！！！
上！！！！！」
A「…へ…？」
と、上を向いた時には遅かった…
ドォンッッッ！！！！！
女型の巨人がAめがけて拳を振り下ろしたのだ…
A「ぐっ…！」
爆風とともに私の体は軽々と飛ばされ、やがて地面に叩きつけられた。
A「かはっ…」
．
．
．
…体中が…キシキシと痛む…
…ダメ…だ…
…真っ暗で…何も…見えない…
．
．
．
エレン「副兵長！！！！！」
エレンの目には血まみれのAが映っていた。
エレン「(っ…
くそっ…！！
俺のせいだっ…！俺がもたもたしてるからっ…！)」
エレンは強く拳を握った。
エレン「(くそっ…くそくそくそっ！！！
…アニっ…！てめぇだけは絶対許さねぇ！！！！！)」
そう心の中で叫び…
エレン「っ！」
…エレンは拳を噛んだ。
ドォンッッッ！！！！！
エレン「オ゛ォォォォォオォォォ！！！！！」
．
．
．
A「(…！
この声っ…
．
．
．
…よかっ…た…
…巨人に…なれたんだ…な…)」
．
．
．
安心したせいか保っていた意識が朦朧としてくる…
A「っ…もう…ダメ…か…」
．
．
．
…私はそこで気を失った…
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雲月 - 俺もリヴァイのしゃべり方だ… (2017年11月25日 7時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 今まで見てきた占ツクで一番感動しました涙が止まりませんでした (2017年6月9日 23時) (レス) id: 075f5f2e04 (このIDを非表示/違反報告)
アセロラ大福(プロフ) - すごく面白かったです！！50話のリヴァイのセリフに「ほかっとく」という名古屋弁が使われていると思うのですが、作者さんはその辺りの人なんでしょうか？ヾ(*・ω・)ﾉ (2017年4月11日 0時) (レス) id: de24761dfa (このIDを非表示/違反報告)
Ｍie(プロフ) - 月刊少女野崎くんのネタがイイ感じに入っててすごい面白いです！！これからも期待してます！！ (2016年11月27日 20時) (レス) id: f5759b7b2d (このIDを非表示/違反報告)
ユメキチ - 気になって見てみたら、とてもサイコーでした！ もう涙がとまらないです！(泣) (2016年10月30日 15時) (レス) id: 971f344d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れな | 作成日時：2013年8月1日 23時
