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no.87 ページ38

Ren.SIDE―――



今日は部活の朝練があるから、Aと紫耀と一緒に登校できひん

せっかくのお泊り初日やのに…







「おはよ、Aと紫耀」


「っ!!おっ、おは!!」



なんなん?


なんかAと紫耀が2人で喋ってたけど…



「2人で何喋ってたん?」


俺がそう聞くと、2人で同時に目をぎょろぎょろさせて


アハハ…!!と笑って誤魔化す


「あ、廉、国語の宿題見せて!!」


「…おん、夜あんだけやれっつったのにやってなかったん」


紫耀に国語の宿題を見せてる間、Aは自分の机でなんか書いてる

朝から珍しいな…



「みんなおはよーう」

「「「おはよーござーまーす」」」



毎日同じ朝の挨拶を終え、一時間目の用意をする

理科で実験やから理科室に移動しなあかん


「A…一緒に――


「お、廉!!一緒に行こうぜー」


「!?…ええよ」



同じ部活のやつに肩組まれたからもうAのところ行かれへんやん…!!


しゃーないなあ…って。Aと紫耀2人で行ってる!!

俺もあん中入りたい…





「は〜い、出席番号順に座ってねー」


お、なんやなんや、出席番号順やと??


これはAと2人になれるチャンスちゃうん!?



俺の隣に、何食わぬ顔で座るA

なんかこいつ…隠してる?


いやでも、Aに限ってそんなことないやろ


あんなに俺の事ズバズバ言うようなやつなんやから…


って、俺が考え事をしてたら、先生とバチッと目が合った



「あ、じゃあ永瀬くんここ来てー」


「え?」


「休みの子がいて班員が足りないから!」

「あ…はい」



…何これ?すごい偶然じゃない?

今日はツイてないなぁ


まあ、放課後部活ないし、Aと2人で帰るとでもするか!







「あの…さ、一緒に帰ろうや」


「あ、廉君!ごっめん!ちょっと今日急がなきゃいけなくて

 掃除もないから先帰ってもいい??」


そうなん?何急ぐことあるん


「そかそか、わかった」



そんな疑問の言葉を、口に出す勇気が、一瞬でもなかったのは否めない

今日のAが、明らかになんか隠してるような感じがする


「じゃ、また後で――


「なあ、俺の事嫌いなん?」



すぐに走り出しそうなAを見つめながら言った


Aは足を止め、目を見開いて俺の事を一瞬見た

そしてすぐにニコーッと笑って


「違うよ!!好きだもん!」


と言って走っていった――

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設定タグ:永瀬廉 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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たまおのおっかけ(プロフ) - かいとんさん» ありがとうございます( ;∀;)去年からお付き合いいただき嬉しいです(〃ω〃)私の感覚でほわほわ主人公ちゃんにしようと思ってて、可愛いと感じていただけて感激です!かいとんさんに楽しんでいただけるようこれからも精進します*\(^o^)/* (2020年11月4日 16時) (レス) id: a92b2d00a4 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 俺のこと好きなんちゃうん?から読んでました!これからの展開が楽しみです!主人公ちゃん可愛いな〜と思いながら読んでます!頑張ってください! (2020年11月3日 15時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまおのおっかけ | 作成日時:2020年11月3日 0時

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