57.美形 ページ30
貴「おっはよーございまーす！」
朝食を食べてる克彦さんと、克彦さんのお弁当をつくってるゆずちゃんに挨拶する。
な母「おはよー！」
冷蔵庫を開けて、何かを探してるゆずちゃんはチラッと私を見て、ニコッと笑い元気よく返してくれる。
そんな自分の奥さんを見て、苦笑いしてから私に向かって優しく笑いかける。
な父「おはよう、今日もお弁当作るのかい？」
『えらいねぇ』と人の良さそうな整った顔をしてる克彦さんが、目を細めて優しく笑うだけでそこら辺のご婦人方は、心を奪われてしまうだろう。
そのくらいイケメンなのだ。
ゆずちゃんも少しつり目で気が強そうに見えるけど、やわらかな若草色の瞳が穏やかな印象にするため、恐いという印象にはならなず、ただの美しいご婦人だ。少し童顔っぽいけど。
まさしく、この２人は美男美女の鏡のような夫婦なのです。
『ほんと、ここの家族美形だわ』と、思いながら、とりあえず笑っとく
なずな君の顔だちと髪の色は、ゆずちゃん似
瞳の色と髪質は克彦さん似だろう
制服の上に、雑貨屋さんで見つけたチェックのエプロンをつけて、手を洗う。
ゆずちゃんがお弁当にいれるため作るおかずは、いつも私の分まであり、とっても助かってます。
毎日、それをお弁当につめてから彩りを考え、空いてるスペースに自分でおかずを作ったり、冷凍食品を温めたり、野菜を斬ったりしてお弁当を作る。
『今日はどうしようかな』と考えてると、グラッと目がまわるような感覚になる。
貴「…ぅ」
それと同時に吐き気と頭痛におそわれる。
咄嗟に口を抑え、2人に気分が悪いのを気がつかれないように廊下へ出て、壁に寄りかかり深呼吸をした
貴「少し、疲れてるのかな…」
額に手をあて、熱が無いことを確認してボソリと呟く。
そういえば、朝起きたときから疲労感と体がだるかったし
そうだろう、と1人で頷き納得する。
『今日は、早めに帰ってきて少し休もう』そう考えて、上がった息が落ち着いたら普段通りを装って、リビングに戻った。
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れるり(プロフ) - みゅーさん» 教えて頂きありがとうございます！更新があまりできていませんが、応援していただけてやる気がでてきました！更新頑張りますっ (2017年12月29日 22時) (
レス) id: 062464fcfd (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - コメント失礼します！55話、「スケジュール張」ではなく「スケジュール帳」だと思います！とても面白くて毎回楽しく読ませていただいています。更新頑張ってください！ (2017年12月14日 20時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れるり | 作成日時：2017年8月3日 15時
