殺し屋彼女の見るものは4 【赤羽業】 (ページ5)

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番外編　ー腕相撲ー① ページ5

前原「さてやってまいりました、E組男子による腕相撲大会！」

磯貝「いきなり呼ばれて何かと思えば、また突然だな」

カルマ「そんな変なものに付き合うほど暇じゃないんだけど」

渚「まぁまぁどうせだからやってみようよ、カルマ君」

岡島「つっても女子が居ないんじゃやる意味なくね？」

『居るけど』

前原「何で居んの⁉」

『カルマと一緒に帰るから、待とうと思って』

カルマ「へぇ～、そんなに俺と一緒に帰りたかったんだ？」

『別に違うから！ただそれがいつものことだからわざわざ一人で先に帰るのも変だと思っただけだし』

カルマ「ふ～ん♪」

千葉「やるならさっさとやらないか？」

竹林「勝負する以上は何かメリットが欲しいね」

岡島「じゃあ優勝者はAさんと腕相撲できるとか！」

杉野「下心丸見えだな」

磯貝「それカルマに殺されるぞ？」

カルマ「Aに触るとか許す訳ないじゃん」

前原「別にカルマが優勝すれば問題なくね？」

カルマ「Aが応援してくれるなら、考えなくもないけど？」

『カルマ頑張れー(棒読み)』

カルマ「まぁいいけど(それに俺が負ける訳ないし)」

とまぁそんなこんなで始まった、私との腕相撲権を賭けた腕相撲大会。

てゆうか私との勝負が優勝賞品とかちょっと意味が分からなさすぎない？腕へし折ってやる自信しかないし。

といあえずカルマが次々と相手の肩をぶっ壊す勢いで勝ち進んで行く中、一回戦目で早々に負けてしまった渚が教室から出て行くのを見て、気になって後を追った。

『渚？どうかしたの』

渚「うわっびっくりした、Aさんか。ちょっとね助っ人を呼ぼうと思って」

『助っ人？』

とりあえず黙って後ろを付いて行く。

渚が職員室の扉を開けたところで、何となく渚のしたいことが分かってきた。