#64 ページ42
佐香智久side
もはや声さえも喉が枯れて出なくなった彼女、みさとの体にペチリと音をたててビンタをする
『これは、雅の分。これは、まふくんの分、これは....』
今まで迷惑をかけ苦しめられてきた人達の分を一人一人呼びながら
ぺちりぺちりと頬を叩く
最後ともなって力も入らず重く気だるげな腕を精一杯動かし
最後の一人を今終えた
『っふう...飽きた。あとは好きにしていいよ』
そう一言残し俺はこの部屋から出て美里という人物がいた事を忘れようとしている
部下達は何をするだろうか？臓器売買か？あるいは野犬に食わせるか？
そんなことは関係ない
なぜなら、俺はその人物を忘れるからだ
でも、きっと忘れることは出来ないだろう
虐めていたとはいえ少しの間でも仲良くした人間だ
それとなく敬意を持って俺は振り向きあいつの方を向いてお辞儀をした
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
数時間前
『......というわけで手伝ってくれてありがとう！これで雅の無念もはらせ！いろいろ終わらせられましたぁぁぁぁ！』
どんどんぱふぱふ状態でみんなのテンションはMAXに近いなかワイワイと話し始める
ま「こちらこそ言わせてくれてありがとう！スッキリした！過去の間違いもただせたしね！」
そ「にしても、まふまふ。お前俺に隠してたんだな...」
天「まぁまぁ、そらるさんは落ち込まないの！それよりみんなの知らないことがわかってびっくりしたあー」
まさに十人十色と言うべきか
意味はよくわからないけどみんなはくちぐちに喋りだして
聖徳太子でもない限りこの会話は聞き取れない
n「まさかね、そういやアイツは？」
『美里は親御さんのもとだと思うよ、明日から退学してるかなぁー』
その瞬間良かったぁと安堵の声
やはり傷つけた相手と明日どうするかは皆結構気になってたらしい
歌「怖いね....でも、言ってくれれば手伝ったのに」
怖い怖いと言っている歌詞太郎さんも実は結構怖かったりする
奏「そういえば、雅はどうなりましたか？！」
この一言でみんなはの話題は一気に変わり、俺にどんどん質問してくることとなった
ろ「そうだよ！元気してる？風邪ひいてない？」
9「タピオカ1日3本飲んでる？」
過保護な人もいるようで俺は安心させたくて少し嘘を混ぜて話す
『大丈夫らしいよ！でも...会えるのはもう少しあとらしい...』
そうしたら、すこし安心したようでそんなこんなでこの日々は幕を閉じた
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羚羊(プロフ) - 孤爪璃央さん» そう言っていただけると幸いです！更新頑張ります( *´^`*) (2019年1月11日 18時) (
レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - 青桜さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - さやさん» ありがとう....占ツクがない間干からびてたよ..(´-`) (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
孤爪璃央(プロフ) - 雅ちゃんに愛を…_(:3 」∠)_とても面白い内容でした！更新待ってます！！ (2019年1月5日 14時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
青桜 - とても面白かったです！更新待ってますね！ (2019年1月5日 0時) (レス) id: d8571195d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羚羊 | 作成日時：2018年8月13日 0時
