#63 ページ41
第三者side
フッと意識が暗い泥沼の中から戻ったような気がして
奥の奥でずきずきと痛む頭を抱え起き上がると、足には鎖がついていた
美「いったぁ...」
ガチャガチャと音を立てて何とか鎖を取ろうとするがとれず
何故か何処も彼処も痛い体が臭いベットに倒れふす
よくよく周りを見てみると牢獄のようで記憶が鮮明に甦ってくる
美「っあ...そうだぁ、アイツらに、うちはっ」
忘れてた記憶が痛みとともに蘇り、再び吐き気が襲ってくる
美「うちはっ、アイツらに...許さない、こんな事しておいて！！！まふくんは？みんなはどこ？絶対にみんなが助けてくれるんだから！！」
だって私はお姫様だもの、守られて当然だもの！
どす黒い感情が美里を渦巻いていた
「おい、うっせーよ。まだ拷問は終わっちゃいねーぞ！」
美「煩いわね、看守！うちはぁ、家に帰るの！パパに言いつけてやんだから！！」
その時、コツコツと足音を立て誰か来るような気配がした
美里は相変わらずきゃんきゃんと吠え続け
看守と呼ばれた男はというと
「んー、もう交代か？気をつけろ、アイツ処分されることに気づいてねぇどころか拷問さえ夢だと考えている」
「っああ、そいつは智久殿が連れてこられたなんでもヤバいやつだとか..プランAの8番まで終わってるだろ？残りはやっとく」
「あぁ、助かるよ。あいつが寝たらたたき起こして続けてくれ」
などと意味不明の会話をし、新たな男が彼女の前にたった
美「ねぇ、体も動かないし骨が折れているような感覚なのぉ！一体ぃどーゆぅことぉ？」
「お前は、今、処分という拷問を受けているんだ、わかるか？」
まるで子供に話しかけあやす様に言うと美里は身体中を人の目も気にせず
まさぐり、どれだけ酷いのかを実感し悲鳴をあげのたうち回った
それほどまでに酷かったのだ
テレビではモザイク、ピー音、動画では消されてしまうほどに
彼女の体は汚く、穢れ、みすぼらしくなっていた
お金やるからとかなんとか言うのにも耳を貸さず看守と呼ばれた男はと
悲鳴が、苦痛て悶えている彼女に筋書き通りの傷を与えていった
数時間後、彼女の元に佐香智久が現れ満足気に見回し
内側に傷がついていないことを確かめるとニヤリと笑い
器具を取りあげお楽しみの時間を始めた
美「も....やめ、て.....っあああああああああああああｯ」
そこには彼女の叫びと彼の笑い声のみが残っていたという
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 893人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羚羊(プロフ) - 孤爪璃央さん» そう言っていただけると幸いです！更新頑張ります( *´^`*) (2019年1月11日 18時) (
レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - 青桜さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - さやさん» ありがとう....占ツクがない間干からびてたよ..(´-`) (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
孤爪璃央(プロフ) - 雅ちゃんに愛を…_(:3 」∠)_とても面白い内容でした！更新待ってます！！ (2019年1月5日 14時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
青桜 - とても面白かったです！更新待ってますね！ (2019年1月5日 0時) (レス) id: d8571195d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羚羊 | 作成日時：2018年8月13日 0時
