#59☆ ページ36
盗られてからやく3分
未だあいつは喋り続けている
『もう、通話切れてるよ』
なんて言っても聞く耳持たず
終いには俺のだからと取り上げたら泥棒呼ばわり
本気で怒るよ、俺
『なんでここが分かったの？』
やっと冷静になったか帰ってくる答え
声が聞こえたんだとさ、俺と雅の
で、本名わかったから掲示板に書き込んでやる
住所公開してやる
親の権力を使ってやる
なんて脅してくるから、ついつい
『今までの家庭よりどうなるかわからないけどこれからはきっと刺激的な毎日を送れるよっ！』
と、嫌味たらしく言うと彼女は
そんな事どうでもいい
自分は親から信頼されているし学校ならも友達からも信用されている
だから、大丈夫だ
とか言ってくるから
これまたついつい
『じゃあ、もっと過激にするね！』
とか言っちゃって
やっぱり処分は楽しくしたいなぁって思ってる
どうしようか
そのうち電話がかかって来たらしく猫なで声であいつは去っていった
『出てきていいよ、君はAの協力者でしょ？』
まさか、通話音声が二人の関係者に聞こえていたとは
柱の影からでてきた意外な協力者に俺は動揺を隠せなかった
『っえ？お前、美里の、....え』
思わず、声を漏らすと彼はケラケラと笑い
元から嫌いだし、あのな事で弱みを握られる自分じゃない
染めているとも取れない地毛の髪の毛を揺らしてコロコロと笑い続ける
『....つまり、今の味方は何人？』
思わす聞くとまたもや脅かすような答えが返ってきた
まさか、こんなにも信用されていないとは...
本当にここの人間関係ほど怖いものは無い
『君は所属しているの？』
自分の会社の重要人物くらいは覚えている俺でもこいつの顔は見た事も噂に聞いたことも無い
目立ちそうなのに噂の風さえも聞かなかった
すると、自分は彼女と色々あって裏で助けてもらった
あの人1人で解決したように見えて、実は彼女も一枚踏んでいた
俺はあの人を尊敬するし感謝してるし大好きだし大切な人だけど
Aは感謝してもしきれない
だから、今回助けた
『なんて言うもんなぁ...』
その後彼はみんなが戻ってくるからと帰って行った
まさか、まさかの、連続で正直俺もついていけない
そんな思いとは裏腹に手は一時も休まず動く
自宅の椅子に座りながら報告書をまとめる
これさえ終わればあとはお楽しみしかない
口角を上げ夜は更けていった
#60☆ afterstory→←#58☆ ○1ページくらい余ると思うので何かやって欲しい事ありますか？(質問等)
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羚羊(プロフ) - 孤爪璃央さん» そう言っていただけると幸いです！更新頑張ります( *´^`*) (2019年1月11日 18時) (
レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - 青桜さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - さやさん» ありがとう....占ツクがない間干からびてたよ..(´-`) (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
孤爪璃央(プロフ) - 雅ちゃんに愛を…_(:3 」∠)_とても面白い内容でした！更新待ってます！！ (2019年1月5日 14時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
青桜 - とても面白かったです！更新待ってますね！ (2019年1月5日 0時) (レス) id: d8571195d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羚羊 | 作成日時：2018年8月13日 0時
