呪いの刀であり、悲しき刀 ページ3
神音「お次に、私の体の中にある妖刀・村正のことですが…」
神音「実は詳しい内容を知る前に、父上達が亡くなってしまったので、私も詳しくは知らないのです」
神音「しかし、私のご先祖様が残していた書物によると…」
神音「妖刀・村正は、たくさんの妖怪達の血肉から作られた…呪いの刀なのです」
私の言葉に、鵺野鳴介様達は息を呑みました
私もこの事実を知った時、同じような反応をしたものです
ゆきめ「妖怪の、血肉って…」
神音「どう作ったかは、さすがに記されてはおりませんでした」
神音「そう考えると、もしかしたら はたもん場の首切り刀と同じような物なのかもしれません」
神音「妖怪にも心はあります…妖怪達の憎しみや怒りが、刀に宿ってしまったのかもしれません」
神音「しかしどうやら妖刀・村正は、扱う主を自分で決めるようなのです」
神音「妖刀・村正は、私のご先祖様を選び、そこから代々 法霊家が受け継いできたのです」
神音「ただし、絶対に妖刀・村正と契約しないようにと伝わってきましたが……私は、その掟を破りました」
神音「あの時の私は父上達を殺されて、覇鬼を殺すことだけを考えてきたので…私は力を欲する為に、妖刀・村正と契約したのです」
神音「自分の寿命を犠牲にしてでも、力が欲しかったのです…」
まこと「どうして、寿命を犠牲にしなきゃいけないのだ？」
神音「先程行った通り、妖刀・村正はたくさんの妖怪達の血肉…要は命を犠牲にして作られた呪いの刀」
神音「そんな妖怪達が、なんの見返りも無しに人間に扱われると思いますか？」
鵺野「それに、妖刀・村正は扱う主を選ぶ…つまり妖刀・村正には、意思があるということか」
私はその言葉に深く頷き、視線を下に向け…
神音「妖刀・村正は、呪いの刀ですが…とても悲しき刀…人間を恨んでも、仕方ないのです…」
妖怪達の命を犠牲にしたのだから、寿命を対価として差し出すのは当然のことだと思ってしまいました
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桜萌(プロフ) - サヤノさん» ハロウィンが終わってしまいましたね！あっという間でした…誤字を教えていただき、ありがとうございます！いつの間にか間違っておりました…できる限り見直して直します！ (2021年11月1日 3時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» おはようございます、いよいよあと少しでハロウィンですね、それからぬ〜べ〜連載シリーズでは、ちょっとした名前の誤字脱字があります、��子です。 (2021年10月29日 8時) (レス) @page46 id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» 鍋料理、良いですね〜！これからどんどん寒くなってくるので、暖かいご飯が一層美味しくなりますね！……傷ができても、これからは玉藻が治してくれます！ (2021年10月25日 8時) (レス) id: 31756e319a (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» そうですね〜、食欲の秋はラーメンとうどん、スタミナたっぷりの鍋料理ですね、それに……どんな傷跡でも戒めの証ですよ! (2021年10月21日 8時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» ヒロインの誕生日は、もう少し後にやる予定なのでお楽しみにです！ぬ〜べ〜もですが、ヒロインも魅了する力がっ！？確かに食欲の秋ですねぇ…いろんなモノを食べてしまいます！ (2021年10月19日 23時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜萌 | 作成日時：2021年9月2日 12時
