太った郷子 ページ15
ー童守小ー
朝、学校で鵺野先生と立野君と一緒に教室に入ると…
郷子「私がデブなら、あんたはなんなのよ！」
美樹「私はグラマーよ！」
稲葉さんと細川さんが喧嘩していた
今度は何で揉めてるの？
郷子「あっ ぬ〜べ〜、広、神音さん」
私達の存在に気づき、稲葉さんが泣きながら…
郷子「私、太ってないよね！？」
そんなことを聞いてきたわ
………そ、そうね…なんというか……
鵺野「太ったよなー、ははは…」
広「串だんごみてーだぜ」
こんの2人はっ！
デリカシーが無さすぎるっ！！
郷子「神音さんは…」
神音「え、えっと……ふくよかには、なった…かな？」
なるべくオブラートに包んだつもりなのだけど…
稲葉さんは石化して崩れてしまい…そして……
郷子「もうだめよ！スリムなのが取り柄の私がそう言われては、生きていけないわ！」
よっぽどショックだったのか、稲葉さんは窓から飛び降りようとしたわ
私と立野君が止めたけど…
鵺野「響子！今夜、宿直室へ来い！大事な話がある」
郷子「え！」
鵺野先生、突然 何を！？
そして、鵺野先生は私にも宿直室に来るように言ってきたわ
ー夜・宿直室ー
鵺野先生に理由を聞くと、稲葉さんのうなじのアザのことを聞いたわ
私もそのアザを見てみたわ
神音「このアザ…鵺野先生、もしかして…」
鵺野「あぁ、おそらくな？」
美樹「悪霊の仕業だって言うの？そんなバカな」
広「おっ、食い物 食い物」
どうして、立野君と細川さんまで…
立野君は分からないけど、細川さんは面白がってるわね
郷子「そうよ、悪霊のせいよ！絶対そうだわ！！」
稲葉さんは泣きながらヤケ食いしてるわ
そんなことしたら、もっと太ってしまうわよ？
神音「おそらく、それは本人が寝てる間に活動するはずよ」
郷子「じゃ、寝るの」
美樹「寝かせようか」
細川さん、どこからそんな木製ハンマーを？
鵺野「いや、このままでいい。敵意のない弱い霊だ」
神音「えぇ、簡単に除霊できるわ」
鵺野先生が白衣観音経を稲葉さんのうなじにかざし、お経を唱え始めたわ
美樹「なァんだ簡単なのか、つまんない。どら焼でも食べよっと」
「しゅるる…」
細川さんがどら焼を食べようとすると…稲葉さんの髪の毛が動き出し、どら焼を掴んで……
「ばくばく…むしゃむしゃ…」
稲葉さんのうなじのアザが大きな口となり、そこからどら焼を食べ始めたわ
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桜萌(プロフ) - うるふさん» コメントありがとうございます！楽しく読んでいただいて嬉しいです！更新がんばります！(*^^*) (2021年2月18日 14時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - いつも楽しく拝見させてもらっています！いつか主人公の過去が描かれるのを心待ちに、これからも話を追い続けます！頑張って下さい！ (2021年2月17日 1時) (レス) id: 641c35b43f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜萌 | 作成日時：2021年2月10日 2時
