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YM「2人ともご飯だよ〜」
SK「はい。」
毎日ご飯はコンビニ弁当。
毎日毎日同じ物を食べる。
『またこれ…。』
YM「何。」
『っ、何でもありません。』
YM「なーんだ。なんかあるのかと思った。」
SK「あの…」
YM「?」
SK「味が…、苦い気がするんですけど。」
YM「僕の弁当は普通の味するよ?Aは?」
『わ、私も普通です…。いつも通りの味です。』
SK「私の勘違いだったかもしれないね、あははっ、」
桜は笑ってたけど、眼の奥が笑っていなかった。
『…ごちそうさまでした。』
SK「ごち…そう…さ…ま…でし…た…。」
『桜?』
バタッ
YM「あー、倒れるの早いな〜。次はもっと軽めなにしなくっちゃ。」
『…桜に何をしたの?』
YM「彼女は実験台だから。」
『…は?』
YM「いつかAちゃんに同じ事をするための実験台。分かる?」
『桜が…?私の実験台?』
YM「そう。でも殺 しはしないから大丈夫。逃げない限り。」
『っ、』
YM「ここから逃げたらどうなるかわかってるよね。」
『はい。』
YM「自分の捕まえたものが逃げることが1番嫌なんだ。その時はちゃんとやってあげるから。」
『…』
YM「桜はあと1時間ほどで目覚めるよ。僕は新しい薬を調合しにいくから。」
『薬…作ってるの?』
YM「Aちゃんにぴったりの薬を使ってるよ。」
『私に…ぴったりの…。』
何をいってるの…。
桜を実験台にして、
私に合う薬を作ってるの…?
私に飲ませるのはまだ構わない
けれど…、
関係のない人に
私の実験台のために…
ここに監 禁して痛い目に合わせるのは間違っていると思う。
『お願いだから…桜だけでも家に帰してやってよ。私のせいで桜は連れてこられたんでしょ?だったら…。』
YM「どっちにしろ無理だよ。実験台がいなくなったらこの先いろんなことに僕が困る。それに…。」
YM「2人が裏切り合うところ…見てみたいんだよねぇ。」
私と
桜が
裏切り合うところ?
『そんなこと…あるわけ…。』
YM「あるよ。」
YM「だって桜は…。」
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作者名:ソラ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ReinaSoraK1/
作成日時:2020年6月13日 10時