【名探偵コナン】優しすぎる君が【赤井秀一】

優しい ページ40

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珈琲を淹れている間にジンさんが水場に歩いて行く足音が聞こえた。うっ…申し訳ねぇっす…。


「ジンさんすみません…」


新しいのを淹れ、しょんぼりとジンさんの隣に座る。


「いや、気にするな。…驚いたか」
「や、まぁ驚きますよね…。水無怜奈ってあれですよね？朝生7に出てたあの水無怜奈ですよね？」
「そうだな」


なんということもなさげにジンさんはあっさり頷く。私は動揺を隠しきれずに思わず叫んだ。


「サインが欲しいです！！！！！！！」


ジンさんは「なに言ってんだこいつ」と言わんばかりの顔で私を一瞥すると、溜息をついた。


「や、あの、芸能人のサインって欲しくないですか…？？」


おずおずと尋ねれば、「わかったわかった」と一言。


「今度連れてくる」
「ジンさん好きですーーーーーーッ！！！！！！！神！！！！！！！あなたが神か！！！！！！！」
「違う」


即座に否定されるも、その目はとても優しかった。うむうむ、ジンさん実はとってもいい人なのでは…。


「まぁその話は置いて置く。今は作戦の細かい部分を説明する」


そしてジンさんは詳しく作戦を説明したあと、ちゃっかりお昼を食べて帰っていった。



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