【リボーン】純情クワドラングル (ページ18)

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標的８　初代雪の守護者－３ページ18

麗羅視点

｢おっ、麗羅じゃねーか｣

｢おはようございます、麗羅さん！｣

入口から声がして振り向くと、山本君と獄寺君が来ていた。

「制服は？」と山本君に訊かれ、うっかり私服で来てしまった事に気が付いた。

これから暫くは学校に通っている場合では無いと分かっていたからだ。

学校の前にちょっと寄って行くつもりだった二人は、しっかり制服を着ている。

「おはよー」と挨拶を返しながら嵌めていた指輪を外し、手の平に乗せて二人に見せてみた。

分かっていた通り、二人も懐から指輪を取り出した。

｢やっぱり、二人の所にも届いていたんだねー｣

｢麗羅さんもっすか。
もしかしたら、十代目も……｣

獄寺君が話題を出した丁度その時、ツナ君がロビーに入って来た。

あたし達まで来ていた事に目を見開いたツナ君だったが、あたし達が手に乗せている指輪を見ると、叫呼を上げて更に驚きを見せていた。

「なんで皆が持っているの！」と。

それに答えたのは、獄寺君達が来てから今まで傍観していたリボーン君と、何時の間にかいたディーノさんだった。

ツナ君を守護するに相応しい七名に送られた、ハーフボンゴレリング。

その説明を受け……獄寺君は歓喜の涙を流し、山本君は理解しておらず小首を傾げ、ツナ君は「ボンゴレ継がないから！」と怒鳴っていた。

反応は三者三様だった。