【リボーン】並盛に舞い降りる白雪Ⅵ (ページ25)

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標的67　戦線離脱－１ページ25

麗羅視点

続いて現れた刺客は、バーズと名乗る初老の男だった。

バーズは笹川と三浦を人質にするが、リボーンの計らによって警護していたシャマル、ランボとイーピンによって二人は救出され、獄寺の蹴りで倒された。

それから黒曜ランド本館の入口付近に、六道骸の影武者であるランチアが現れた。

主君はマインドコントロールされているフウ太を追い掛け、獄寺は副作用によって戦闘不能に。

ならば主君が戻って来るまでの時間稼ぎをボクがしようと、ペンダントを棍に変えて構える。

しかし、隣にいた山本がボクを庇うように前へ出た。

｢お前は後ろにいてくれ。
コイツの相手は俺がするぜ｣

山本がバットを日本刀に変えて応戦するも、『千蛇烈覇』『暴蛇烈覇』と蛇の模様の入った鉄球の技には勝てなかった。

鳩尾に鉄球を食らい、山本は数メートル先にある樹に吹き飛ばされて気絶した。

何時も笑顔で頼りになる並盛中二位の山本が負けた。

と云う事は、三位でしかも好調では無いボクが勝つのは誰から見ても難しい。

今度はビアンキにまで庇われてしまって、ボクは悔しい気持ちで熱を出す獄寺の傍にいた。

獄寺も自分が戦えない事を悔いた顔でビアンキとランチアの様子を見守っていた。