【リボーン】並盛に舞い降りる白雪Ⅵ (ページ9)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:34,188 hit

標的62　影武者－２ページ9

麗羅視点

｢影武者を写真に残し、自分の正体は隠しておく。
六道骸、なかなかの手練れね｣

｢他に何か憶えている事は無いか？｣

｢憶えている事、か。
六道骸は高度な幻覚と、長い三又の槍を使っていた。
あの槍はとても鋭利だったから、きっと刺されたら只では済まないだろう。
……それより、敵はこの三人だけで間違い無いんだな？｣

この三人とは、写真に写っている城島、柿本、そして六道骸の影武者の事だ。

一瞬眉を動かしたリボーンが、懐から更に四枚の写真を出す。……四枚だって？

リボーンの手元にある写真を見ながら、麦茶のペットボトル――ボクがあげた奴――の蓋を開けて、獄寺が口にしようとする。

刹那、ペットボトルは泡を吹いて爆発した。

弁当にと山本とビアンキがそれぞれ持参していた寿司とポイズンクッキングも、同様に爆発した。

獄寺が殺気を感じる建物へダイナマイトを投げる。

煙の中から現れたのは、茜色のショートヘアと瑠璃色の目をした女……リボーンが出した四枚の写真の内の一枚に映っていた、ＭＭだった。