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標的５裏 行き違いすれ違い−１ ページ16
フラン視点
ミーと麗羅は、ずっと二人で生きて来た。
一人では生きていけないと思う程、ミーは麗羅に依存していた。
麗羅は、ミーの半身みたいな存在だった。
だけど、何時からだろうか。麗羅に対してそれ以外の、別の感情を抱き始めたのは。
腰まで届く栗色のツインテールも、真珠みたいに綺麗な深緑の目も、小さな顔も、ミーより少しだけ大きいけど幼児体系な身体も。何時の間にか、全てが愛おしくて堪らなくなっていた。
今までは可愛がられていたのを嬉しく思っていたけど、自分の気持ちに気付いた途端、それが嫌になった。
弟では無く、一人の男としてミーを見て欲しい。
(ミーだって、大きくなってるんですよ。
毎日毎日、伸びてるんですよ)
それでも、麗羅は大きくなったミーを見てくれない。
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作者名：レイチェル | 作成日時：2018年3月14日 14時
