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弐拾漆ー交流会2日目。 ページ14

交流会2日目。

五条「っつーわけでさ、色々あったし人も死んでるけど、どうする?続ける?交流会。」



虎杖「うーん…、どうするって言われてもなぁ。」



東堂「当然続けるに決まっているだろう。」

いきなり話し出したな。



五条「その心は?」



東堂「1つ、故人を偲ぶのは、当人と縁のある者達の特権だ。俺達が立ち入る問題ではない。
2つ、人死にが出たのならば、尚更俺達に求められるのは強くなることだ。後天的強さとは、結果の積み重ね。敗北を噛みしめ、勝利を味わう。そうやって俺達は成長する。結果は結果として在ることが一番重要なんだ。
3つ、学生時代の不完全燃焼感は、死ぬまで尾を引くものだからな。」



五条「オマエいくつだよ。」



『人生軽く2周目いってるな…。

他の皆は東堂先輩の意見に賛成していく。
そんな中、真希ちゃんが兄さんに尋ねた。



真希「個人戦の組み合わせはくじ引きか?」



五条「え、今年は個人戦やんないよ。」


…皆の顔が強張ってますけど?



五条「僕、ルーティンって嫌いなんだよね。毎年この箱に勝負方法入れて、当日開けんの。」

その箱を、兄さんは悠仁くんに渡す。
悠仁くんはその中から、一つの紙を取り出した。



楽巌寺「や…。」



『や?』



夜蛾「野球ぅ〜??」



『はぁ!?』

それをやるのは、呪術師の交流会でじゃなくて、一般学生の球技大会ででしょう!!

…ちょっと、あの戦犯はどこに行った!?







結局、グラウンドに移動して準備をすることに。



釘崎「え〜、Aさん出ないの?」



『1日目に出た人が2日目も出るんだよ。』



真希「仕方ねーな。」



『頑張ってよ。負けたら許さんから。』



東京校「(怖…!)」

選手同士で挨拶し、京都校先攻で始まる。
私は選手ベンチで応援する。
そして、この試合の審判は。



五条「プレイボール!!」

あのバカ…。
2番セカンドの霞ちゃんが打ち上げると、西宮先輩はフライにも関わらず走っていった。



庵「ルール知らないなら先に言いなさい!!」



西宮「知ってるよ!!打ったら走るんでしょ!?」


…庵先生が熱いことだけは分かった。
3番サードは加茂先輩。打席に入ると、悠仁くんと話し始めた。
ボールを投げられているのに、全く打たない。
そのまま先輩は、見逃し三振。



庵「加茂ォ!!振んなきゃ当たんねぇぞ!!」



『庵先生の熱量すごい…。』

弐拾捌ー野球大会。→←弐拾陸ー正しさ。



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作者名:澪花 | 作成日時:2021年1月7日 19時

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