何もない日常に【SN】3 (ページ18)

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バッチリ可愛くなった康ちゃんを迎え、夜遅くなって花火スタート！

なのはいいんだけど、せっかくお洒落してるのに写真が撮れないのが残念だったりする。ほら、夏は毎年来るけど、この時は1回しか来ない訳じゃん？

めめなんて康ちゃんをずっと見てる。穴があきそうなぐらい。

｢あ、やってんじゃん｣

｢ラウ〜〜！｣

｢え、てる兄に阿部くん！！｣

急遽来てくれたのが、2年生組の阿部くんと岩本くん。
やっぱり2年生組は来てくれるとは思ってたので安心。

｢あれ、他の…｣

｢アイツらは勉強中だよ笑｣

｢俺らも来年だけどね笑｣

二人曰く、ふかさくコンビは勉強する為、ゆり組は親が許さなかったらしい。流石ゆり組笑

｢あ、阿部くん達に撮ってもらえば？｣

｢え、何が？｣

｢あのバカップル！｣

｢あー…めめと康ね笑｣

なんて言えばチャッチャ撮っちゃう阿部くん。でも、撮った本人曰く｢康より上手く撮れないけど許してね｣らしい。
まあ、あのメンバーで康ちゃんより上手く撮れる人なんて居ないだろう。

｢今年の花火大会はどうするの？｣

｢たまたまふっかん家から花火見れるから俺達はそこで見るよ｣

｢佐久間が穴場見つけたから今年はそこで見る予定｣

まあ、相変わらずな事で笑

｢いつか皆で見たいなぁ｣

そんな何年後にしか叶わない夢を見て、俺らは今の花火を楽しんだ。