何もない日常に【SN】3 (ページ17)

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｢うちら3人やしなぁ｣

｢あ、俺ん家で花火すんのは？｣

皆と言うのは、ふっかさん達3年生組のこと。まあ受験だし、忙しいよねって勝手には思ってる。

｢めめの家！｣

｢え、親御さんええの？｣

｢多分、説得してみせる｣

こうして俺たち三人だけでちょっとした花火大会することに決まった。

日にちが経つのはかなり早い。既に当日になっていた。
俺とめめで花火を買い、康ちゃんは女の子なんだからお洒落しておいで！と俺たちとは遅めの時間帯に集合。

｢こんなけ買えば十分っしょ｣

｢3人でやるのに多くないか？｣

よくスーパーとかで売ってる色々入った大きいやつが1つに、コンビニとかで売ってる花火が2つ。

｢…やっぱり多い？｣

｢めめってたまに抜けてるよね｣

誰か誘ったら来るかな、なんて。当日に誘われて来れる人なんて居るのだろうか。

｢岩本くんとか阿部くん辺り誘ってみる？｣

｢必然的にふっかさんと佐久間ちゃん着いてきそう｣

｢それは言えてる｣

とりあえず結局はいつものグループチャットに送って、俺とめめは康ちゃんを迎えに向かった。