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「今回の原因は照と佐久間の距離感なんだから、ちょっと見つめ直したら?」

「ハイ」


今日の所はここで解散だった。いつものメンバーの空気は最悪と言ってもいいほど。すると、舘さんが俺とラウを止めた。


「二人はふっかの家見に行って、様子見てきて」


俺たちは「分かりました」となんでか知らないけど敬語でそう言った。




ピンポーン、と鳴らせば、当たり前だけど出てこなくて、渋々とラウが持ってた合鍵で入ることにした。


「ふっかさーん」

「ふっかさん…?俺とめめだよー?」


シーンとする部屋内、今どきのJKより荷物なんて無かった。リビングには居ないから寝室に行けば、ベッドの上で丸まって寝てるふっかさん。


「ふっかさん、起きて」

「んん…」


目をパチパチしつつ、起き上がった。


「めめとラウ…?」

「おはよ、ふっかさん」


この後はふっかさんはラウに任せて、俺はふっかさんの家の冷蔵庫を勝手に漁った。因みに全く無い。いや、全く無いと言う訳じゃ無いんだけど。

舘さんが俺たちに行かせた理由は多分これなんだろうな。
すぐさま舘さんに「ほぼありませんでした」とだけLINEした。

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作者名:レイ | 作成日時:2022年7月25日 8時

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