・ ページ11
「今回の原因は照と佐久間の距離感なんだから、ちょっと見つめ直したら?」
「ハイ」
今日の所はここで解散だった。いつものメンバーの空気は最悪と言ってもいいほど。すると、舘さんが俺とラウを止めた。
「二人はふっかの家見に行って、様子見てきて」
俺たちは「分かりました」となんでか知らないけど敬語でそう言った。
ピンポーン、と鳴らせば、当たり前だけど出てこなくて、渋々とラウが持ってた合鍵で入ることにした。
「ふっかさーん」
「ふっかさん…?俺とめめだよー?」
シーンとする部屋内、今どきのJKより荷物なんて無かった。リビングには居ないから寝室に行けば、ベッドの上で丸まって寝てるふっかさん。
「ふっかさん、起きて」
「んん…」
目をパチパチしつつ、起き上がった。
「めめとラウ…?」
「おはよ、ふっかさん」
この後はふっかさんはラウに任せて、俺はふっかさんの家の冷蔵庫を勝手に漁った。因みに全く無い。いや、全く無いと言う訳じゃ無いんだけど。
舘さんが俺たちに行かせた理由は多分これなんだろうな。
すぐさま舘さんに「ほぼありませんでした」とだけLINEした。
607人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レイ | 作成日時:2022年7月25日 8時