【進撃の巨人】人殺しの兵士 Ⅱ (ページ3)

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Episode.43 やるかやらぬかページ3

私たち4人はピクシス司令と共に壁上へ上った。

貴｢あの頭が堅い駐屯兵、どうにかならないのですか？｣

アル｢A！｣

ピク｢はは、そうじゃな、あれはさすがにやりすぎている。だが、誰もが今、考えることを放棄し極限状態であるという事だ。だからこそお主らの演説はわしの心にはよく響いた。よく考えることを放棄せずあそこまでの演説をしたもんだ。｣

ピクシス司令はニコニコしながら淡々と話す。

ピク｢アルレルト訓練兵…だったかのぅ、｣

アル｢はっ！｣

ピク｢お主は先程巨人の力を使えばこの街の奪還も可能だ言っていたがあれは本当に思ったのか？それとも苦し紛れの命乞いか？｣

アル｢それは、、両方です。あの時言おうとしたのはエレンの巨人の力を使ってあの大岩を破壊された扉まで運び塞ぐというものでした。ただ思いついただけです。。もちろん、助かりたい一心でしたが…｣

ピクシス司令は"助かりたい一心"が

なにより信用できる言葉だと言った。

そしてピクシス司令はエレンに問う。

ピク｢イェーガー訓練兵よ、お主は穴を塞ぐことが出来るか？｣

エレ｢っ、それはどうでしょうか。今の自分にわかることなんてここに居るみんなとそう変わりません。｣

そりゃそうだ。アルミンのこの計画も初めて聞いただろうし。

ピク｢あぁそうじゃなぁ。すまない。質問を間違えてしもうた…《お主はやるのかやらぬのか。》どっちだ。｣

少し間を置きエレンは言った。

エレ｢…やります。やります！穴をふさげるかどうかは分かりせん。…でもっ、やります！｣

ピク｢よう言ったのう。お主は男じゃ！｣

貴｢なら私はそのエレンを全力でサポートします。｣

ピクシス司令は壁の上から叫んだ。

ピク｢参謀を呼ぼう。作戦を立てようぞ！｣

貴｢えっ？！ただの思い付きをいきなり実用に？！｣

無茶すぎませんか、、司令。

エレ｢司令は俺らに見えないものを見ようとしているんだ。それに、作戦以前に根本的な問題がある。｣

アル｢つまり…？｣

エレ｢敵は巨人だけじゃない。｣

…巨人だけじゃない、ね。

ピク｢時は一刻を争う。活躍してもらうぞ。若き兵士たち。｣

さ、この思いつきが、どこまで通用するかな。

_________次回｢Episode44. 作戦決行｣