(ヒプマイ) もしもの ヒプマイカレシ 7

続き ページ32

乱数「世の中は甘いものだけじゃない。だから僕が君のために全部甘くて可愛くしてあげるよ。」

世の中は甘いものだけではないと知っている僕だからこそ、大切だと思った彼女には苦さなんて知って欲しくないと願ってしまう。苦さも必要なんて言葉もあるけれど自分は違う。とびきり甘いロリポップを君のためだけに拾って渡してあげられるような自分になりたい。

幻太郎「小生の側には常に困った子猫がいるんです。やんちゃで小柄。そして生意気。でも、小生はこんな子猫のことが大好きなんですよね。」

彼女に告白した日から「愛している」気持ちが変わることはない。日々変化していく世界の中でPOSSEと彼女との絆だけは何があっても途切れさせたくないと強く願ってしまうのは小生が誰かのそばにいる心地良さを覚えたせいだろう。

帝統「A！好きだ！」

どこまでも「彼女のことが大好き」という気持ちしか持っていない。誰かに想いを伝えることを躊躇する様な臆病な心は持っていない。コインを投げたら表がでるか裏がでるか分からないけれどそれでさえもスリルだろう。



寂雷「今日からまた1年、新しい君を知ることができるんだね。」

彼女に似合いそうな淡い花がつめられたフラワーボックスを手に持ち優しく頭を撫でる。くすぐったさを覚えたのか身じろぐと、そんな仕草ひとつでさえも愛おしくて堪らないと愛を込め瞳をそっと彼女に向ける。

「勿論、見た事のある表情だって宝物だよ。・・君自体が私にとっての宝物だからね。」

一二三「好き。大好き。好きになってくれてありがとう。これからも君の俺でいさせてね。」

こんな俺を好きになってくれたからGIGOLOという鎧を捨てて、1人の男として彼女に向き合いたいとジャケットを脱ぎ捨てた。こんな想いを抱く子は2度といない。だから大切にさせてほしい。そっと零れた涙は地面に吸い込まれていったが彼女に想いは伝わったようだ。

「好きも大好きも足りない。・・・Aちゃんのこれからの未来、ぜーんぶ俺にください。」

独歩「変な子だな。でも、俺はAのことが大切でたまらないよ。」

どれだけ情けなく感じても彼女が「大好き」だと笑ってくれるから俺は何度でも立ち上がることができる。新品のシャツに身を包み、キザな王子様のように傅きながら精一杯に大声をあげる。

「これからも俺のお姫様でいてください。」

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←付き合って1年目の記念日です

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す