(ヒプマイ) もしもの ヒプマイカレシ 7

夜に彼がいなくなる夢を見て不安になった彼女を慰める彼氏 リメイク済み ページ1

一浪「兄ちゃんはここにいる。」

「彼が消えてしまうのではないか」と震えて自分の服をつかんでくる姿が過去の自分と重なりあの時に自分が求めていたぬくもりを与えたくて彼女の背中を優しく一定のリズムで叩く。優しいリズムに安心した彼女のまぶたがゆっくりと閉じていく様子を見て、「自分はどこにも行かないから安心してほしい。」と笑う。

二郎「んー、ん・・・。」

彼女が泣いている声が聞こえたので、まだ眠りから覚醒していない状態でも自然と彼女の頭を撫でる。昔、自分が弟にやってあげたように何度もなんども優しく頭を撫で安心をさせてあげる。兄と同じく言葉にはしないけれど手のひらはあたたかく彼女へ安心感を与える。

三郎「ほら、こっちおいで。」

普段はツンツンとした態度の彼だけれど、彼女が本気で苦しんでいる時は 誰よりも甘くなる。歳上で自分にはあまり甘えてこない彼女をここぞとばかりに甘やかす。自分は子どもだけれど彼女の前では大人の男になりたい。

左馬刻「俺はお前のもんだから、お前が望む限り一緒にいる。」

つまりは永遠。彼女が眠れなくなり体を動かすと彼は目を覚まして、「何があった。」と聞いてくる。「左馬刻がいなくなる夢を見た。」と言うと彼女の耳を自分の胸にくっつけて心音を聞かせる。何故急にこんなことをしたのか疑問に思った彼女が「なんで心音を聞かせてくれるの？」と聞くと「・・・合歓が小さい時こうしてやったら安心して寝たんだよ。」 彼にとって彼女も合歓ちゃんも同じように守らなければいけない存在。

銃兎「俺とお前を引き裂くものは全部しょっぴいてやる。」

震える彼女のことを軽々と抱っこしてリビングへと向かう。キッチンに立つと電気ポットからお湯を注ぎ、ココアとミルクをゆっくりと溶かしていく。彼女の好きなココアとクッキーを用意して深夜のティーパーティー。先程まで震えていた彼女が今は嬉しそうにクッキーを食べている姿を見て嬉しそうに笑う。


理鶯「これを渡しておこう。」

「自分を何時でも感じてもらえるように。」と彼女に渡した物はドッグタグ。表面には、理鶯＆彼女の名前が刻んである。自分はいついなくなってしまうのか分からないけれどこのドッグタグがあれば離れていてもお互いの存在を感じることができる。

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