(ヒプマイ) もしもの ヒプマイカレシ 6

ヤンデレ旦那に離婚届を突き出してみた ページ41

一郎

「離婚・・・なぁー。」

離婚届に目を通しハンコを押す。彼女が安心したように笑うと、離婚届をビリビリと破き窓の外へ欠片を投げる。先程とは打って変わって、呆然とした表情をうかべる彼女のことを強く抱き締め、耳元でそっと囁く。
一郎「・・・許すわけねーだろ？」

二郎

「・・・ごめんね・・・。」

ひと言だけ謝ると彼女の利き手を折る。痛さで悲鳴をあげる彼女を悲しそうな瞳で見つめながら、慰めるように彼女の頭を撫でる。病院に行くことを許さないため、彼女はもう何も出来ない。

三郎

「ならこれ、ばら撒きます。」

そう言い彼が取り出したのは、彼に抱かれている時の写真。必死で写真を抹消しようとするが、彼の頭脳を勝てるはずもなく諦めることしか出来ない彼女。
三郎「こんなのばらまかれたら、どうやって生きていくんでしょうね。」

左馬刻

「・・・離婚してどうするつもりだ？」

自分と離婚をしたところで、この家から出ていかせるつもりは無い。監 禁？上等。例え、この家から逃げたとしてもここは彼の庭のようなもの。すぐに情報が集まってくるため捕まえられる。

銃兎

「どうやって1人で生きていくおつもりで？」

学生の時から銃兎に囲われている彼女には、今更 自分ひとりで生きていく力ない。彼の大切な妻として生きていくしかない。
銃兎「おや？離婚はやめる？賢明な判断ですね。」

理鶯

「ダメだ。」

自分にとって彼女は唯一。そんな唯一の相手なのだから、離婚など本気なはずはない。あくまで自分の気を引くためであり、自分からの愛を確かめたいのだと思っている。

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