The remaining time～5～ (ページ26)

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今は亜嵐くんと帰り道を歩いてます

事務所から出てしばらく歩いた所で
私の右手に温もりを感じた
今私は亜嵐くんに手を繋がれてる…

普通に繋がれていた手がいつの間にか恋人繋ぎにかえられた

ヤバい…今顔が熱いよ
こんなにも心臓の音が亜嵐くんに聞こえるんじゃないかなって思うくらいにドキドキしてる

亜｢ねぇ、A？｣

『ん？どうした？』

亜｢今日の撮影さすっごい楽しかったんだよね！｣

『うん』

亜｢だってさ？大切な人を思い浮かべて撮影だなんて俺にとっては願った様なテーマでさ
ずーっとAの事考えててさ幸せだった｣

『そうだったの？』

亜｢うん！そうだったんだよ！
思わず切ない表情しなきゃなのにニヤケちゃいそうになってさ我慢するの凄く大変だった｣

『やっぱりニヤケちゃったらヤバいの？』

亜｢そりゃそうだろ！｣

『そっか』

亜｢それにさ、ちょっと…メンバーがAのこと思ってたって知ってたけど実際言われてみるとズシッと来るもんだな｣

『えっ、それって…嫉妬…したって事？』

亜｢るせぇよ…｣

亜嵐くんはそっぽ向いて恥ずかしそうにしてた

『亜嵐…照れてる？』

亜｢照れてねーよ｣

『ほんとに？』

亜｢あぁ、もうゴチャゴチャうるさい！｣

狭い路地裏に引っ張りれ建物の壁に押し付けられ唇を塞がれる

『…ん、亜…嵐』

亜｢悪いのはAだよ？｣ﾆﾔｯ

こうなった亜嵐くんは止められないのは知っているけど何故かこのままって思っちゃう自分がいた

何度も角度を変え降り注ぐ甘い口付け
舌が滑り込み

もう、足やら腰やらが限界に立ってしていた

『亜…嵐///』

亜｢Aその声は反則｣

そのまま2人の世界へ堕ちていく

亜｢Aの家行ってもいい？｣

『う…うん///』

そこの路地裏から差程遠くはなくすぐ着く距離だった

私の家に到着し
鍵を開け中へ入った瞬間すぐさま鍵を閉め

前にも来たことのある亜嵐くんは
慣れたようにリビングへ入り

いきなり止まり
クルリと向きを変え

すぐさま私を亜嵐くんの腕の中へ
腕の中で亜嵐くんの顔を眺めていたら

亜嵐くんと目が合う

身長差があるから腕の中で見上げても
亜嵐くんは見下げる感じになる

悔しくて背伸びして自分から亜嵐くんの唇を奪った

亜｢今日は寝かせないよ？｣