The remaining time～7～ (ページ4)

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亜嵐くんは買いに行ってくれてる時だった

私はこの場所に待っていたその時…

男｢お姉さん、1人？可愛いねぇお兄さん達と一緒に回んない？｣

『いや…その…私彼氏待ってるので…』

男｢いいじゃんそんな彼氏ほっといてさ
俺たちの方が楽しいぜ？｣

"そんな彼氏"

💢ブチッ

『アンタに…』

男｢ん？何？遊ぶって？｣

私の肩に手を回そうとしてきた

その時丁度亜嵐くんが買い終わって戻ってきている時だった

亜嵐くんが何かを言う前に

『アンタに亜嵐を悪く言われる筋合いなんかないんだよ!!!💢』

背中に回った男の腕を掴み
そのまま勢いに乗せ背負い投げを御見舞した

その場は一瞬シーンって字が見えるように
静まり返ったがチラホラと拍手が聞こえた

亜｢A！｣

男は尻尾を巻いて逃げていって

私に駆け出してきてくれた亜嵐くん

亜｢大丈夫か？｣

私の事を何よりも気にしてくれる亜嵐くん

亜｢それにしても凄かったさっきの背負い投げ｣

急に恥ずかしくなった

亜嵐くんに見られてたなんて…

『いや…その…亜嵐の事を"そんな彼氏"ってあの男が言って…その言葉で腹の底煮えくり返って…気がっ』

ポンわしゃわしゃ

私が言い終わる前に亜嵐くんの手が私の頭の上
ポンッと置かれ髪の毛を犬みたいに撫でられて
嬉しいけど…髪型が…

なんて言ってられないくらいに亜嵐くんの手が良かった

亜｢さ、買ってきたから食べよ！
冷めないうちにさ｣

『うん！』

食べ終わり

亜｢そろそろいい時間だな
行くか、イルカショー｣

『うん！イルカ！イルカ！』

亜｢そんな焦んなって転けても知らないぞ｣

『大丈夫だ…』

亜｢危ない！｣

とその声が聞こえた瞬間

すぐ身を引かれて誰かの腕の中だった

亜｢ほんとに危なっかしいな…｣

『ごめんなさい…』

体が離れ静かにまた指を絡め

亜｢ほら、行くぞ！｣

そっぽを向いていたが耳が真っ赤だ

そんな亜嵐くんも大好きだよ