風柱の継子兼専属医【鬼滅の刃】 (ページ10)

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10話-炭治郎side- ページ10

＿炭治郎が、鬼の妹と共にあることをお許しください
禰豆子は強靭な精神力で、人としての理性を保っています。飢餓状態であっても人を喰わず、そのまま2年以上の歳月が経過致しました。にわかには信じ難い状況ですが、紛れもない事実です
もしも、禰豆子が人に襲いかかった場合は、竈門炭治郎及び、鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します＿

それを聞いて、思わず涙が出た
禰豆子の為に命まで賭けていてくれたなんて…

実「切腹するからなんだと言うのか。死にたいなら勝手に死に腐れよ!何の保証にもなりはしません」
杏「不死川の言う通りです!人を喰い殺せば、取り返しがつかない!殺された人は戻らない!」
御「確かにそうだね」
実「ではっ!」
杏「御館様!!」
『人を襲わない保証が無い、証明ができない。ただ、人を襲うという事も証明できない』
炭「!」

突如、口を開いたヒナタさん
お面で表情は見えないが、彼女から怒りの匂いが漂ってくる

御「ああ、その通りだ。禰豆子が2年以上もの間、人を喰わずに居るという事実があり、禰豆子の為に3人の命が賭けられている
これを否定するには、否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない。皆にその意思はあるかな?」

御館様がそう言うと、傷だらけの人は悔しそうに顔をゆがめる。ヒナタさんは相変わらず怒りの匂いを漂わせたままだ

御「それに、私の子供達に伝えておくことがある。この炭治郎は鬼舞辻と遭遇している」
宇「なっ!?そんなまさか!?柱すら接触したことがないと言うのに!!コイツが!!」(ﾄﾞｯ
甘「キャァッ」
宇「どんな姿だった!!能力は!?」
無「戦ったの?」
実「鬼舞辻は何をしていた!根城は突き止めたのか!?」
宇「黙れ!俺が先に聞いてr((ｶﾞｧﾝｯ

柱の人達に質問攻めにされていると、突然轟音が鳴り響いた
音の元を見ると、先程より濃く怒りの匂いを発したヒナタさんが、庭の地面を殴っていた。それもめり込むくらいに

『うるさい、静かにしろ。御館様の御前だぞ。あと、甘露寺さん大丈夫ですか』
甘「あ、ありがとう(キャー!!ヒナタちゃんが心配してもらっちゃった!素敵♡)」
宇/実「……」

一瞬にして静まり返る。特に、あの傷だらけの人と袖のない隊服を着てる人からは恐怖に怯える匂いがする

炭(ヒナタさんって、怒らせると怖いんだ…)
御「ありがとう、ヒナタ。鬼舞辻はね、炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ。その理由は単なる口封じかもしれないが、私は鬼舞辻が初めて出した尻尾を掴んで離したくない」