安心してください、脱ぎませんから

37話-長谷部side- ページ44

現れたのは、三日月宗近の亜種
どうやら、彼女は先日演練を組んだ審神者らしいのだが、姿形が全く違う

水「その姿は…」
月「私のことは後で話す。先程、政府役員の1人に村正に起こっていることを調べてもらった
先程、石切丸がそう簡単に連れ去られるはずがないと言ったな」
石「う、うん」
月「それは本霊からの加護がないからだ」

本霊からの加護…?

月「本来、人間が刀剣男士に生まれ変わる場合、本霊からの加護を受ける。しかし、村正の場合は受けていない珍しいケースだ」
水「それで!?村正は、助かるのか!?」
月「やれるだけのことはやる。それに、今政府の方でも対応してくれているはずだ」

そう月宗様は言っているが、どこか苦しそうな顔をしている
何か問題でもあるのだろうか

月「あと…長谷部」
長「は、はいっ!」
月「村正と契りを結ぶ準備をしておいてくれ」
長「…は?契り…?」
月「この本丸で村正と1番絆の糸が太いのはお前だ。万が一、本霊の加護が受けられなかった時、村正に契りを結んで貰う」

!!?

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