43話 ページ50
『その節は、大変ありがとうございました。あと、すみませんでした』
明「いやいや、役人として当然のことをしたまでやし」
と、笑顔で言ってくれる明石さん
でも、私のせいで大怪我を負わせてしまったのに変わりない。私がもっとしっかりしていればこんな事にならなかっただろうに
明「あ、そうや。あの後、加護は受けたん?」
『それが、受けれなくて…』
明「なんやて!?」
『一応、応急処置として石切丸と主に
明「…奥の手すぎやろ」(ボソッ
『何か言いました?』
明「いや、なんでも?」
いや、何か奥の手すぎやろって明らかに聞こえたんだけど。何が奥の手なんだろうか
明「あ、せや。後で村正はんの本丸に送っとこう思ってたやつやねんけど。はい」
『? これは?』
手渡されたのは細長い封筒。触った感じ、中には小さな輪のようなものが2つとペラペラの紙が入っている
明「それ、長谷部はんに渡しといてもらえる?」
『あ、はい。わかりました』
明「てっきり村正はんが加護受けて、もう大丈夫やしそろそろやろうなと勝手に予想してたんやけどな」
『そろそろ?』
明「や、こっちの話。あ、あと長谷部はんに伝言。『早よせえへんかったら、また奪われるで』って」
『? わかりました』
その後、私は今後の過ごし方のアドバイスや、役人としての明石さんの連絡先を教えてもらって解散した
本丸に帰った後、早速渡された物と伝言を伝えに長谷部の元へ。伝言を伝えたらちょっと怖い顔になったけど、封筒の中身を見た瞬間顔を真っ赤にした
長「村正…もし、奴に会う機会があれば伝えてくれ。『余計なお世話だ』と」
『?? わかりました?』
一体、封筒の中身は何が入っていたのだろうか
それを知ることになるのは、もう少し先のことである
463人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
R−アル−(プロフ) - ホタルさん» 続編出来るのでしたら作者様が謝る事など何も無いですよ!!待ってますね! (2020年10月29日 18時) (レス) id: 8b5171215e (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - R−アル−さん» すみません!只今続編作成中です!お待ちください! (2020年10月29日 11時) (レス) id: e998b637f5 (このIDを非表示/違反報告)
R−アル−(プロフ) - 作者、様・・・?続編行こうとしたら下書きページだ、って出るのですが・・・・ (2020年10月28日 20時) (レス) id: 8b5171215e (このIDを非表示/違反報告)
R−アル−(プロフ) - うわぁ、うわぁぁぁぁ・・・・ 何コレ最高・・・・ 「トラックに轢かれたら」の作品に貼ってあったリンクから興味本位で飛んで来ました← 普段成り代わり系はあまり読まないのですが、この作品面白くて惹き込まれました・・・!!今まだ途中ですが← (2020年10月28日 20時) (レス) id: 8b5171215e (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - 香蓮さん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2017年12月13日 18時) (レス) id: e79370225b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホタル | 作成日時:2017年4月15日 22時