裏切られたら...復讐の始まり【暗殺教室】×【文スト】 (ページ19)

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教室内

貴「...そんなに警戒しないでよ。私はお昼此処で食べないから安心して」

私はお弁当を鞄から漁る。然し、無いことに気付いた。何処にいったのか...その瞬間に嫌な感じがした。

予測したくもなかった。今日は姐さんが作ってくれたお弁当なのに...最悪だ。

ゴミ箱の側に行く。案の定お弁当は捨てられていたが、お弁当は巾着の中に入っていることから、蓋は開けられていないと判る。

良かった、まだ食べられる...

私はお弁当が入った巾着を取り出し、自分の鞄を持ってから教室を後にし、職員室へ行った。

貴「殺せんせーごめん、今日早退するから...」

殺「森さん！？どういうことですか？」

貴「っ、そんなの私が知りたいよ！！」

ﾊﾞﾀﾝｯ！

勢いよく職員室のドアが閉められた。そして私は旧校舎を後にして無意識に探偵社へ向かっていた。

探偵社

貴「...」

なんで此処に来ちゃったの！？

否、家に帰ろうと思ってたのに...そりゃ来たかったけどさぁ...でも、そのタイミングって今じゃないでしょ

敦「あれ？Aちゃん？」

貴「敦...？」

敦「中に入らないの？」

貴「は、入るよ！」

敦「なら一緒に入ろうよ！」

敦は私の手を取って探偵社内に入った。

って、心の準備くらいさせて欲しかったよ...(泣)

社内には治、独歩、鏡花が居た。皆は一斉に此方に目を向けた。

貴「こ、こんにちは？」

太宰「やぁ！Aじゃないか！昨日の電話ぶりだねぇ！」

貴「そうだね治。あ、昨日の電話通り二匹来たよ」

太宰「二匹か...どう？手強かった？」

貴「それ、本気で云ってるの？」

太宰「真逆...冗談に決まっているよ」

治と私は微笑んだ。仲睦まじそうに...

敦は隣で内容を聞いていたが、キョトンとした顔をしていた。

太宰「どうしたんだい？敦くん」

敦「ふぇ！？..あ、いや...何の話をしているのかなって」

貴「私を狙ってきた暗殺者についての話だよ」

敦「あ、暗殺者！？」

敦は凄く驚いていた。まぁ、暗殺者って怖いもんね。

普通の人は...だけど

貴「そう、暗殺者...手強くはなかったけど、暗殺者としては良い方じゃない？毒塗った投げナイフを飛ばしてきたからね。まぁ、体術は大したことなかったけど」

敦「毒塗った投げナイフって、それ平気だったの！？」

貴「え？うん」

私にとって暗殺者が来るのは日常茶飯事なのです☆