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《5》 ページ7

きっかけは、ボードゲームかアニメどっちかをするという些細な話からだった。







三郎「A、あっちで一緒にボードゲームでもやらない?」



二郎「A、俺と一緒にアニメ見ようぜ!」






同時に来られても...


ボードゲーム、楽しそうだしやってみたい。


アニメ、興味を惹かれるし見てみたい。


というわけで、非常に悩ましい。







三郎「は?僕が最初に話しかけたんだから、ボードゲームをやるに決まってるだろ?」



二郎「アニメの方が面白いだろ?

ボードゲームとか、んなの中坊のダチとやれよ

あぁそっか、お前性格悪くてダチいねぇんだったな?」



三郎「ッ...!!」



『え、っと...』







喧嘩してしまった。


仲良い...と思ったのに


この場合はどう対処すれば...









一郎「おいお前ら...」







その声と同時に2人に拳骨が下った。



結構痛そう。







二郎「い、痛いよ兄ちゃん...」



三郎「いち兄、酷いよ...」



一郎「Aが困ってんだろ?

ったく、こんな時まで喧嘩してんじゃねぇーよ」







あ、なるほど...いつも喧嘩してるのか



喧嘩する程仲がいいっていうし。



本当は仲良しなのかも。









一郎「悪いな、ビックリしただろ」



『少しだけ...』



二郎「うっ、ご、ごめん...」



三郎「すみません...」









しゅんとしている2人。


そんな顔させたかったわけじゃないんだけどな。








『んと、ボードゲーム...したことない、から...してみたい』



三郎「!...じゃあ、簡単なボードゲーム持って来ますね!」








嬉しそうに自分の部屋へボードゲームを取りに戻る三郎。


小動物みたいで可愛い。









二郎「ちぇ...三郎に負けた...」



一郎「今度一緒に見ような、二郎」



二郎「うん!」









二郎と三郎は一郎のことが好きみたいだ。



これが兄弟愛ってやつなのかな。



少し羨ましい。







三郎「これなんてどうですか?」









────────────────────
──────────


──────────
────────────────────









『楽しかった...!』



三郎「ほ、本当に初めて...?」



二郎「おい、結構強かったぞ...」



一郎「やるな〜

Aが1位で、三郎が2位、俺が3位で二郎が最下位か

二郎も惜しかったな」



二郎「うっ、つ、次は負けないよ!」







そのまま続けてボードゲームを楽しんだ。

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はる猫Blood(プロフ) - 由美子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いて嬉しい限りです! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 29336fe771 (このIDを非表示/違反報告)
由美子 - 可愛すぎて尊い! 私もこの妹の立場にいたらどんなに幸せなんだろ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 6fa9dce11e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/  
作成日時:2019年2月24日 17時

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