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乱数「じゃ〜ボクは帰るからっ
イチロー、Aのことよろろん♪」
一郎「おう、任せろ」
『に、にぃに...』
乱数「よしよし、ほんとはずっと傍にいてあげたいんだけど...今日は我慢してね
いい子にしてるんだよ?
また帰りねっ☆」
兄は私をギュッと抱きしめた後、フード越しに頭を撫でてから帰っていった。
私は兄の帰っていく後ろ姿を見て「捨てられちゃうのかな」なんて、愚かなことを考えてしまう。
一郎「えっと、Aちゃん?」
『...にぃには、呼び捨てだった』
一郎「じゃ、A?」
『ん』
ちゃん付けは慣れない...
それに、知り合って間もないし気まずい。
一郎「A、歳は?」
『え、っと...12』
一郎「12か...
(TDDの時に乱数からはそういう話を聞いてないが...)」
『...いちろー、にぃにと仲良いの?』
兄が頼りにするなんて、仲良いのかと素朴な疑問が浮かんだ。
仲良いからといって、どうもしないけど。
一郎「悪くはねぇな、昔一緒にチーム組んでた時もあったし」
『!...にぃに、かっこよかった?』
一郎「ああ、格好よかったぞ」
『えへへ、知ってた〜』
お世辞かもしれないけど、兄が褒められるのは嬉しい。
この人はいい人だなと、直感でそう感じた。
ガチャ
?「ただいま!」
?「いち兄、無事に依頼を終わらせてきました!」
一郎「そうか、よくやったな二郎、三郎」
一郎、二郎、三郎。なるほど、兄弟か。
信頼し合ってるんだろうな。
?「?...兄ちゃん、その子は?」
?「お客さんですか?」
2人は驚くこともなく、一郎に聞く。
きっとこういうことに慣れているんだろう。
一郎「この子はAっていって、今日1日預かることになった。
A、こっちが二郎で二郎の隣にいるのが三郎だ」
『じろーさんと、さぶろーさん?』
それにしても、みんな綺麗なオッドアイ。
親もオッドアイだったのかな...なんて
『...みんな、目が綺麗...』
二郎「そうか?ありがとうな」
三郎「あ、ありがとう」
一郎「はは、あんまそういうこといわれないから慣れないな」
反応が初々しくて面白い人たち。
つまらなくはなさそうだな、兄に感謝しないと。
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はる猫Blood(プロフ) - 由美子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いて嬉しい限りです! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 29336fe771 (このIDを非表示/違反報告)
由美子 - 可愛すぎて尊い! 私もこの妹の立場にいたらどんなに幸せなんだろ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 6fa9dce11e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/
作成日時:2019年2月24日 17時