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《48》 ページ50

俺はあの後寂雷を煽ってその場で消そうとした。何バースか後、中王区の扉が開いて中から偉そうな見知った顔の女がでてきた。

勘解由小路無花果、この中王区のNo.2

俺たちのバトルを止めた。
少しばかり注意を受けたが、俺は猫を被ってその場を過ごしたお陰であまり注意されなかった。

そのまま、案内されるように中王区の中へと招かれる。

俺は寂雷にべーっと舌を出してから幻太郎と帝統と中王区へ入った。









──FlingPosse 控え室──









乱数「ふふっ」


幻太郎「どうしました?」


帝統「おもしれーモンでもあったか?」


乱数「Aがね、応援してるから頑張ってねってメッセくれたんだ〜!」









じゃーんと効果音が付くようにスマホを二人に見せる。


幻太郎と帝統はそのメッセージを見るなり微笑んだ。




Aにぃになら絶対勝てるよ、応援してる。頑張ってね!
Aげんたろーもだいすも、きっと大丈夫。だって、にぃにとあんなに仲良しさんだもん!
Aだから、勝って帰ってきてね




幻太郎「これは...ふふっ、微笑ましいですねぇ」


帝統「アイツらしいな」


幻太郎「ここまで応援されたんですから、絶対に勝たなくては」


帝統「優勝をAに持って帰ってやろーぜ!」


乱数「まぁまぁ、今日はバトル当日じゃないんだよ?
取材が主だからリラックスしていこーよ☆

今から気合入れすぎたらバトルの時にバテちゃうよ?」









Aは凄い

この2人もAの為ならば命を賭けてくれるんだろうか?

いや、どうなんだろうか

こんな寄せ集めのチームなんて









幻太郎「乱数?」


乱数「なぁに?」


幻太郎「いえ...少し考え込んでいたようなので」


乱数「あははっ、ボクのこと心配してくれたのー?
そういう幻太郎すきー♪」









幻太郎に抱き着く。

俺をふわっと受け止めた幻太郎は俺の頭を撫でた。

心の中を見透かされてるみたいな気持ちになる。









──数時間後──



全ての取材が終わり、選手が泊まるホテルの一室へと入る。

すると、俺の電話が部屋中に響き渡った。








prrrrrrrr...prrrrrrrr...



乱数「あ、オネーさんからだ!」









帝統はここで出ればいいと言ったが、個人的に"コイツ"との会話は聞かれたくない。


俺は何とかはぐらかして外へ出た。



















まさかあんな事を言われるなんて思いもしないまま...

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はる猫Blood(プロフ) - 由美子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いて嬉しい限りです! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 29336fe771 (このIDを非表示/違反報告)
由美子 - 可愛すぎて尊い! 私もこの妹の立場にいたらどんなに幸せなんだろ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 6fa9dce11e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/  
作成日時:2019年2月24日 17時

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