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《3》 ページ5

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翌日、朝起きると隣で兄が寝ていた。


いつものことなので、別に驚きもしない。








乱数「ん...A...」



『おはよ、にぃに』



乱数「ん〜」






ぎゅーっと抱きしめてくる。


これが私の一日の始まり。









朝食を食べ終えた私は、兄に今日も事務所に行っていいか問う。







乱数「あ、今日...

ごめんA、今日は来てほしくないかなぁ」



『わ、かった...』








そっか、今日は兄と一緒に居られないんだ。


寂しいな...


それにすっごく暇になりそう








乱数「...(随分と寂しそうだな)

あ!じゃあさっ───」









午前10時、イケブクロディビジョン









『イケブクロ...』



乱数「ボクの知り合いが住んでるんだ〜

その人は"萬屋ヤマダ"っていう何でも屋さんを経営してて...まぁ、ついたら色々とわかるよ♪」








少しの恐怖心と、少しの期待、興味を持ってイケブクロに来た。



兄の知り合いはどんな人なのだろう。



兄の知り合いなら、少し変わっている人とか?




そう考えているうちに目的地についた。




兄が扉をコンコンと叩いた。中から「はーい」という声が聞こえた。



そして、ガチャと扉が開かれた。









乱数「やぁやぁ、会うのは久しぶりだね!

イッチロー☆」




一郎「乱数か、久々だな!

...その子は?」




乱数「妹のAだよ」




『飴村...A、です』




一郎「妹!?」









兄の知り合いのイッチローさん?は、妹ということに驚いていた。


兄は言っていなかったのか。








一郎「...あ、自己紹介してねぇな。

俺は山田一郎だ」



『いちろーさん?』



一郎「ッッ!」









一郎さんは、よくわからないけど幻太郎みたいな反応をしていた。



兄は私を後ろからギュッとする。









乱数「ちょっとイチロー!

Aに惚れないでよねっ」



一郎「確かに可愛いが!惚れてねぇっ」



乱数「はぁ...まぁいいや。

今日はね、依頼をしに来たんだよ」



一郎「依頼?」



乱数「そっ、ボクは今日外せない用事があってね〜

Aが寂しいと思ったから、預かってもらおうと思って」









いつもなら家で一人でいたり、どこかへフラフラ遊びに行って"暇潰し"するけど。


今日は兄にちゃんと隠しきれてなかったんだ。








一郎「そういうことか、それならこの"萬屋ヤマダ"が責任を持って受けさせてもらおう」

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はる猫Blood(プロフ) - 由美子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いて嬉しい限りです! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 29336fe771 (このIDを非表示/違反報告)
由美子 - 可愛すぎて尊い! 私もこの妹の立場にいたらどんなに幸せなんだろ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 6fa9dce11e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/  
作成日時:2019年2月24日 17時

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