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《19》 ページ21

乱数「A、お迎えに来たよ〜☆」



『にぃに...』



寂雷「飴村くん...

本当に彼女が飴村くんの妹ならば、非常に興味深いですね」



乱数「あ、寂雷いたんだ〜♪

もうくたばってるかと思ってたのになぁ、ざ〜んね〜ん。

てか、ジジィがボクの妹に興味なんて持たないでよ。Aが穢れちゃう〜☆」









...そういって嘲笑う兄。


寂雷の顔が歪む。


バチバチしていて、居心地は良くない。









独歩「あ、あのっ、お二人とも落ち着いて下さい!」









独歩が思い切って落ち着かせようとする。


自分にも飛び火するかもしれないのに。









乱数「(こいつは確か、観音坂独歩だっけか)

あはっ、ボクはとっても落ち着いてるよ〜?

どっちかっていうと...寂雷の方が落ち着きないも〜ん」



寂雷「......

独歩くん、一二三くん、外に出ていてもらってもいいですか?」



独歩「ぁ...わ、わかりました」



一二三「承知しました、それでは失礼します」









二人が出ていく。


寂雷も、これ以上兄との会話を聞かれたくないのか。


なら、仲良くさせればいいのでは?









『に、にぃに!

じゃくらいセンセと仲良くしよ?

ね?』









なんで仲悪いか分からないけれど、仲良くなってくれるだけでいい。


兄にお願いをしてみた。









乱数「A...君の願いでも、それは無理かな...

ボクね、寂雷のこと大大大大だ〜ぁっい嫌いだから!」



『!...そ、そんなに?

じゃくらいセンセ凄くいい人なのに』



乱数「...(ボソッ)何も知らないから...」



『え?』



乱数「んーん、なんでもなーい!

...そういえば、それどうしたの?」









それ、というのは恐らく手当してもらった所。


怪我したって伝えてなかったっけ?









『転けた』



乱数「も〜!心配だよ...」



寂雷「私が手当したし、傷も浅かったから痕にはならないと思うよ」



乱数「おうち帰ったらボクが手当し直してあげるからね、それまで我慢できる?」









あからさまに煽ってる。


兄、寂雷の顔みてあげてよ。


めちゃくちゃ我慢してるから。









『このままでいい』



乱数「え〜!ボクがやだ!」



『じゃくらいセンセ、お医者さん

お医者さんの方が手当上手いもん』



乱数「まぁ、そうだけどさぁ...

ジジィが処置したことが気に食わないの〜!」

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はる猫Blood(プロフ) - 由美子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いて嬉しい限りです! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 29336fe771 (このIDを非表示/違反報告)
由美子 - 可愛すぎて尊い! 私もこの妹の立場にいたらどんなに幸せなんだろ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 6fa9dce11e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/  
作成日時:2019年2月24日 17時

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