拾陸 ページ18
その日の夕刻、私は首領に呼ばれて首領室に来ていた。何を話されるのだか...
貴『首領、芥川です』
森「入り給え」
首領の声がし、部屋に入る。部屋には首領と床でお絵描き中のエリス嬢が居た。
首領は威厳あるような方だ。唯、趣味を除いてはの話だけれど。
貴『...首領、私にどのような御用ですか？』
森「実はねぇ...太宰くんが消息を絶ったのだよ」
貴『！』
森「太宰くんは文字通りポートマフィアの裏切り者と成った...」
"裏切り者"
その言葉がそっと、そして深く胸に突き刺さった。
裏切り者には容赦がない此処の組織は治を最悪殺してしまうのではないか？
森「まぁ、太宰くんについては此処迄にしよう...本題は君だ」
貴『私ですか？』
森「君の上司である太宰くんが居なくなったんだ...却説、如何したものか...
そうだ、私の補佐になるかい？」
貴『否、失礼とは存じますが...なんか色々大変そうなので遠慮します』
森「断られてしまったか...なら、幹部をやるかい？丁度太宰くんが抜けてしまった。そして、君は幹部補佐だった。
君の頭脳と戦績を見れば幹部だってやれる」
幹部だって？...私は幹部なんてやりたくない。
だって、幹部に成ってしまえば今よりも大変だ。龍と銀と一緒に居られる時間が無くなってしまう...その事実だけは避けたい。
貴『幹部には中也が成るべきだと思いますが？私は今の補佐の仕事が気に入っていますので』
森「...中也くんか...彼も太宰くんの相棒だったね。ふふふ、良いね...では、君は中也くんの下に付きなさい。幹部補佐として...
ふふ、君の仕事も決まった。補佐は明日からだ。中也くんには君から伝えておいてくれ給え」
貴『御意。では失礼します』
...治の次は中也か。しかも、自分で中也に知らせることになるとは...
まぁ、知らない人じゃなくて安心したけどね！
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─────────
貴『中也、今一寸だけ良い？』
中也「ン？何だよ」
書類整理中だったかな？でも...首領の命令だし？知らせなきゃね！
...中也、悲しむかな？治が裏切ったって云ったら...
貴『...治がポートマフィアを裏切り、任務を突然放棄、裏切り者に成った』
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はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 早速治しました！コレからも頑張ります！ (2018年9月19日 22時) (
レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - いえいえ、お役に立てたならば嬉しいです。これからも頑張って下さい。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 判りました！ありがとうございます！ (2018年9月19日 22時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 身長が158でDカップ、それに対して体重が39キロは一寸軽過ぎると思います。せめて44キロはないと割り合わないと思います。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！ (2018年9月18日 16時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる猫Blood | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/
作成日時：2018年9月16日 23時
