この命にレイズ2 (ページ4)

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クスリページ4

『シャッフルが終わった』

　
シゲが持ってくる

ak「そうや、自分に注射器刺したことないやろ」

rs「当たり前や。

あったら逆に怖いわ」

ak「そうやったな。

ちょっと触れるな」

照史は俺の首筋に触る

ak「ここに刺すんや。

そうすれば大事な血管も神経も傷つけないで済むからな」

rs「…丁寧にどうも」

ak「流星が生き残っても神経傷つけられてしもうたら嫌やからな」

『両者、準備は出来たな？

それでは選べ』

…ホンマに見た目だけではわからんな

ak「俺はこれでええか？」

rs「…あぁ。

なら俺はこれ」

俺たちは注射器を手に取る

そして首元に近づけた

…怖い

ak「…その顔」

ふと、照史が俺の顔に手を添える

ak「今の顔‼︎

美しすぎる‼︎

なんで？

今、何を思った⁉︎」

rs「え…怖い」

ak「恐怖…死への恐怖‼︎

今までの人たちは自分というモノがなくなるという恐怖かと思っていたけど違う‼︎

自らが死ぬという恐怖‼︎

死こそが1番の【美】‼︎

あぁ…ようやく見つけられた」

照史は何かに酔ったようにうっとりしとる

ak「さぁ、この幸福感のままやろうや‼︎

3、2、1‼︎」

照史の唐突のカウントダウンの後、俺は一息ついて首に注射器を刺して中身を全部入れた