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1話 ● ページ1

よっ、久しぶり。



半年以上会っていなかった私の幼なじみは、布団から上体だけ起こして、やけに爽やかな笑顔で私に手を振った。
何してんのと叫ぼうとした瞬間、隣にいた癖毛の男の人が消える。



え?




辺りを見回せば、癖毛の男の人は目にも見えないほどの素早さで幼なじみを布団に寝かせていた。





早すぎて見えない。





「鉢屋??僕寝てろって言ったよね?」




癖毛の人は笑顔で幼なじみを問い詰めている。笑っているのが怖い。




「鉢屋??」


「いやえーと…」






と彼は弁解を試みているが、どう考えたって勝手に起き上がった三郎が悪い。早く謝った方が身のためだよ。





笑顔で問い詰める多分三郎の先輩であろう癖毛の人と三郎の押し問答。
保険委員会とさっき仰っていたけれど、この人も大変だ。と、遠目で見ていると不意に三郎と視線が絡む。
何?と目線で訴えれば、三郎は必死の形相で笑顔の先輩に向き直った。




「あ、だ、えーと、A…じゃなかった、こ、こいつどうします?」




三郎、話の変え方雑…。
しかもこいつどうします?って何よ。
三郎が倒れて重症って聞いたから来たのに。




そんな言い方じゃまるで「こいつ来ちゃったけどどうしたらいっすかねー」って私の存在が邪魔で困ってるみたいじゃない。そっちから呼んだのにそれはないでしょう。






そんな私の怒りを察したのだろう、三郎の先輩は、言い方!と苦笑した。

2話 ●→



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こてつ(プロフ) - あられさん» コメントありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです!😆頑張ります!! (11月26日 22時) (レス) id: 121a61ed72 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めっちゃ好きです!これからの更新も無理せずにがんばってください! (11月26日 22時) (レス) @page10 id: 9c68c0223b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こてつ | 作成日時:2023年1月5日 13時

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