番外編��-4 僕踊れないんだけど………！？ ページ47
Aside
はぁ………………銃兎にバレちゃった………………
まあ多分さっきの銃兎の部下さんには
銃兎が話してくれるだろうから大丈夫
でも少し驚いたなぁー
銃兎もこんなところに潜入捜査するんだ……
しかも貴族の作法？礼儀も心得てるし……
ご令嬢様って何したらいいのか分からない……
ケーキの続きでも食べるか…………
そして数時間後＿＿＿＿＿
｢皆様本日は我が国のために来て下さり
誠にありがとうございます｣
まあこれはお決まり文句だろうね
｢それではこれからより皆様との交流を
深めるためワルツを踊りましょう｣
え？待って……？踊るの……？
僕…………踊り…………やったことないんだけど！？
と、それを察してくれたのか分からないけど
銃兎が近付いてきて
｢お前、踊れるか？｣と耳打ちしてきた
なんだこの男、カレシ力レベチ？
しかも気の所為かもだけどなんか今日
凄くカッコいい気がする……
あれ僕の彼氏こんなカッコ良かったっけ？
『お、踊れない…………』
｢だと思ったよ、俺と踊るか？｣
『え………………？銃兎踊れるの……………？』
｢まあ、少しならな｣
『凄いな…………でも僕絶対足引っ張るよ？』
｢俺に任せとけ、俺の指示通りにやれ｣
『分かった』
僕は銃兎と一緒にダンスの構えをする
｢最初は左だ、次は右｣
『う、うん』
！！
凄い、銃兎の言う通りにしただけなのに！
｢ねぇ……あの二人組……｣
｢凄い綺麗……｣
｢あら素敵……………｣
『ね、ねぇ銃兎、す、凄い見られてる………』
｢だな………｣
なんか今。凄く胸がきゅ〜〜〜ってなったな…
そして僕らは無事に踊り終わった。
途端拍手が僕らに向かってくる
｢ブラボー！！！！｣
｢とても美しい踊りでした！｣
｢ありがとうございます^-^｣
『お褒めのお言葉、感謝します(*^^*)』
それからまた数時間後
『はぁ〜〜………何とか終わった…………』
｢全く、お前次から潜入捜査するとき俺に言えよ？｣
『どうして？』
｢こんなふうにまた怪しまれたらどうすんだって話｣
『うっ……………( ´ᾥ` )』
｢あとお前…………今日…………｣
『うん？』
銃兎が僕の顔を見ながら
｢すっげぇ綺麗だった。｣
『っう………………あ、ありがとう…………』
｢はっ、嬉しいなら素直に喜べよ｣
『う、うるさい…………そ、その……いつもそう
だけど……今日の銃兎はいつも以上に
カッコ良かったよ…………』
続く
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作者名：皇 蘭兎 | 作成日時：2024年1月15日 4時
