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#45 ページ47

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しのぶ「そうですね……軽く言いましたが、とても大変そうです」

『町で刀を抜かれた時は焦りました……隊律違反になるかと…』

しのぶ「的確なアドバイスができるかは分かりませんが、やはり1番大事なのはA自身の気持ちです」

『ですが、そう言われても……』

結局、1番優先されるのは私の気持ち

でも私の気持ちで簡単に決められない

第一、私はどちらかを選ぶことは到底できないし、だからといって返事もしないまま放置もできない

私は2人とも好きなんだ

人間としても、色々

『こういうのは初めてで……とても私が対処できるものでは無いのです…それに、感じたことがない気持ちで…』

しのぶ「……恋というのは本当に難しいものです」

生まれてこのかた、恋をしたことが無いしずっと一緒にいた無一郎にはそんな感情はなかった

でも、どこか胸の奥で変な気持ちがある

2人のそばに居ると何故かドキドキしてしまって、顔が熱くなる

『……私は2人に対して全く同じ感情なのです。どちらか片方が猛烈に好きなど無く……ですが、とても胸の奥が痛いのです、2人に対してそう思います』

しのぶ「………Aも遂に誰かを好きになる時が来たんですねぇ」

『わ、私は真面目です…!』

しのぶ「ええ、分かってますよ。……あら?」

『どうしましたか?』

しのぶ「いいえ、なんでも。あっ、そうそう、これから少し薬の調合をするので私はこれで失礼します」

しのぶ様は結局私がどうすればいいかは言ってくれず行ってしまった

私が恋を知る日、か…

無一郎は、いつも私のそばにいてくれて、私のことよく知ってくれていて年下だけど強くて守ってくれて大切な親友で。友達がいない私とよく話してくれたし、弟みたいだけど頼れるというか、戦ってる姿はとてもかっこよくて

善逸くんは、お兄ちゃんの大事な友達。よく泣くし、自分が弱いからとか言うし色んな女の子に結婚してくれと言いふらすような人だけど、善逸くんは鬼を前にすると物凄く強くなる、雷の如く素早く頸を斬る、とお兄ちゃんに教えてもらったし、さっきの私に対する想いは匂いで伝わってきた

スン

何かを感じて振り向いた

『……2人とも…』

善逸「……あ…バレた…」

無一郎「さっきのこと、怒ってるかなって…」

心配してくれたんだ……と思うとまた優しさに甘えてしまいそう

またドキッと胸が高鳴った

『…怒ってないよ、大丈夫』

すると、パァっと花を咲かせたように笑った

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ありさちゃん(プロフ) - みみさん» わー!喜んでもらえて嬉しいです!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - 莉央さん» ありがとうございます! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 作者様と同じ無一郎と善逸なのでもう、一言で表すと最高です!! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 97ae3430ef (このIDを非表示/違反報告)
莉央(プロフ) - ただただ一言、マジ神 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - miさん» えっえっ!!!ありがとうございます!泣 (2019年11月26日 19時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜莉沙 | 作成日時:2019年11月3日 21時

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