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無一郎「そうだけど、なに?」
冷めきった目で善逸くんを見てべーっと舌を出す無一郎
伊之助「ふんっ、もんじろうの妹!お前は親分の言うことを聞けないのか!」
『あーはいはい聞くから黙ってね』
禰豆子「ふんふん〜♪」
善逸「お前え!!!!Aさんから離れろよ!!」
無一郎「はー?無理なんだけど」
炭治郎「禰豆子よかったな〜!」
伊之助「俺の話を聞け!!」
あぁ、騒がしい
ここは一応町中なんですけど、さっきから道行く人にジロジロ見られてるんです
なんでこの人たちは騒がしいのやら…
でも不思議と嫌とは思わない
むしろ嬉しいし幸せなんだ
みんなからふわふわと幸せな匂いがするんだ
炭治郎「善逸はなんで時透さんに離れてもらいたいんだ?Aのこと…」
善逸「はぁあ!?!?決まってんだろAさんが好きなんだよこの野郎!!!」
炭治郎「初耳なんだけど…」
『えぇ、そうだったの……いや、あの無一郎離れて』
無一郎「了承するわけないじゃん?だって、あのたんぽぽAのことが好きだって吐いたし」
「これは争奪戦かな?」と黒く笑う無一郎をみてぞわぞわした
見たことない無一郎なんですけど
『で、でも!善逸くんは色んな子に好きって言ってるって聞いたの。それに禰豆子のことが好きって』
善逸「あれは家族愛みたいなものじゃないの!?!?!俺はそうだったんですよ!?!」
そこまで言うと急に静かになった善逸くん
何かを察したのか無一郎くんは、「ふーん」と薄く笑いながら一旦私から離れた
『なに、なに?』
私が慌ててると善逸くんが近づいてきて、両手を握られた
善逸「こんな年下の子供より絶対俺の方がいいはず、ですけど……」
さっきとは違う真剣なその瞳には私の姿が映っていた
突然のことすぎて焦って汗がダラダラ流れる
善逸くんが言うのは本当のことだ、匂いがそういってる
善逸「はっ、初めて会った時…俺の事……助けてくれたじゃんか……っ、すごく綺麗だった、よ…」
炭治郎「……善…逸……」
おっ、お兄ちゃん……殺気をどうにかしてください……
む、無一郎もお兄ちゃんより溢れ出る殺気をしまってください…
『あ、あ、ありがとう……で、でも…私、なんか…』
善逸「俺っ、弱いけど……めちゃくちゃ弱いしすぐ泣くけど……少なくとも…Aの前では強気な俺でいる、から!」
伊之助「あんなもんいつ見たことねぇ…」
私の顔が更に熱くなるのがわかった
恥ずかしい、です
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ありさちゃん(プロフ) - みみさん» わー!喜んでもらえて嬉しいです!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - 莉央さん» ありがとうございます! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 作者様と同じ無一郎と善逸なのでもう、一言で表すと最高です!! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 97ae3430ef (このIDを非表示/違反報告)
莉央(プロフ) - ただただ一言、マジ神 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - miさん» えっえっ!!!ありがとうございます!泣 (2019年11月26日 19時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜莉沙 | 作成日時:2019年11月3日 21時