記憶が無い隊士は＿＿の妹だったみたいです。【鬼滅の刃】 (ページ17)

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#16 ページ17

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？「何しに来たの？」

『……この山に十二鬼月がいると聞いたのよ』

？「……へぇ。…君が言うその十二鬼月は僕だよ」

『ええ、分かってるけど』

？「女の鬼狩り1人が十二鬼月の僕に勝てるとでも思ってるの？そんな貧弱な体して、僕の糸で簡単にバラバラにするなんて時間の問題だけど」

何を言ってるんだ、この鬼は…

確かに……私は弱い。

弱いけど……

『…それでも……私はあんたを斬る！』

？「面白いね、君。……ねぇ、1つ聞くけど、なんで君は鬼狩りなんかしてるの？」

『…家族を失ったからに決まってる、あんたのような人を簡単にころすような鬼に……っ
じゃあ、分かったからも質問する。…あんた、1度頸を斬られてるはずなのに、どうして生きてるの』

私は質問された答えを返し、私も鬼に質問をする

すると、質問された内容を不思議に思ったのか目を見開いてじっとこっちを見た

？「……あの方に復活を頼んだ、それだけだよ。特にこの世で何かしたかったわけじゃないけど、君に出会って少し遊ぶのも面白そうだよ」

私と遊ぶ？

私は鬼を倒しに今ここに来てるのに、もしかしてこの十二鬼月は私と戦う気は無い？

？「…僕の名前は累。君の名前は？」

『……どうして名前を名乗らないといけないの？』

累「僕は先に名乗ったよ？なんで君は名乗らないの？」

『………A。…これでいいでしょ』

累「とても可愛い名前なんだね。」

褒めて何になるのか、やっぱり私と戦う気はないのだろうか

でもどうでもいい、私には褒められようが何されようが嬉しいも何もないんだから

『どうでもいい、私は今からあんたの頸を斬るから』

私は飛び上がってそいつに向かって刀を思いっきり振った

累「……あーあ」

累って言ったっけ、まぁ名前なんてどうでもいいんだけど、その鬼は私の刀を避けて糸で切り刻もうとしてきた

私はそれを避けて再び刀を振る

ただの糸だと思ってたが、相手のひと振りで周りの木が切れて倒れたから、炭治郎さんが言っていたように鋼のように固いのが分かる

どんなに避けられようと、どれだけ糸で攻撃されようと私は諦めず相手に詰め寄っていく

もし糸のように頸が固いのなら、斬れるのか不安になるけどそんなことを考えるより、斬ろうと思わなければ斬れない

斬るんだ、斬らなければならないんだ

累「しぶといなぁ」

次々に迫ってくる糸を斬っては、避けて進んでく

こんなに詰めてるのに、どうして

技が出せないのはなんでなのか