検索窓
今日:20 hit、昨日:17 hit、合計:64,811 hit

思い出 ページ16

ym side



裕翔くんに、家まで送ってもらう。
あれだけ大丈夫と言ったのに、むしろ俺が送るべきなのに、送って行きます!と一歩も譲らないものだから、つい甘えてしまった。
家に帰りついたのは20時を少しすぎた頃だった。
スマホを開き、メッセージを送る。


〈もう家ついたかな?ざ送ってくれてありがとね。楽しかったよ〉


今まで何回かのやりとりで気づいたことだけど、裕翔くんは返信が恐ろしく早い。
今回も、1分も経たず返信が来た。


(今日はありがとうございました!写真、厳選したやつを何枚か送りますね。また会いたいです。カフェ巡りでもしましょう)


また会いたいです、という文字に、とくんと心臓が跳ねる。


〈また連絡して。今度は裕翔くんの行きたいとこに行こうね〉
(はい、ぜひ!)


送られて来た写真を見る。
正直自分の写真なんて滅多に見ないのだが、裕翔くんが撮ってくれたと言うだけで心が踊る。
サッカー部の後輩ってだけなのに、代もかぶってないのに、彼の存在はなぜだか特別な気がする。
今日の思い出に浸りながら画面をスクロールしていくと、あの写真に辿り着いた。
裕翔くんと二人で撮った、あの写真。
どきどきしながらその写真を開く。
この写真が一番自然体だな。
その写真を保存して、待ち受けに設定する。
嬉しくて、思わずスマホを抱きしめる。

そのとき、ガチャリと玄関のドアが開いた。

同じ思いはさせたくないから。→←写真



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (145 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
305人がお気に入り
設定タグ:ytym , ゆとやま , HSJ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

わたあめ - 甘酸っぱい凄く初々しい物語ですね!面白かったです♡この話ってゆとやまが付き合って、イチャイチャする場面まで作れますか?主様の物語とてもタイプでした! (2022年12月14日 16時) (レス) @page46 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ちょこ(プロフ) - すごい面白いです。いつも楽しく見させて頂いてます。 (2022年11月3日 23時) (レス) @page46 id: 0ec106236f (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるくてぃー(プロフ) - しゅーたさん» コメントありがとうございます!実は私、しゅーた様のPervert *jump ytym*が大好きなんです!お互い頑張りましょう。これからも一目惚れ−ytym−をよろしくお願いします! (2021年3月22日 16時) (レス) id: 7c2aec0ae1 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーた(プロフ) - いつも初々しいきゅんきゅんなゆとやまを楽しく見させていただいています!肩、お大事になさってください…!応援してます!!! (2021年3月22日 9時) (レス) id: 64eba0c041 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いちごみるくてぃー。 | 作成日時:2021年2月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。