四夜目 ページ4
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それは偶然であり突然だった。
ある日、テレビをつけるとアイツがテレビに出ていた。
どんな内容なのか耳を傾けると島男は狂気山脈と呼ばれる山に挑むそう。
アイツの他にもあたしでも聞いたことあるような有名な登山家達と登山隊を組んで挑むらしい。
狂気山脈と呼ばれているその山は、最近見つかった正体不明の山で最高高度はあのエベレストを超えるらしい。
世界規模でその山の調査が行われることとなり、日本からはアイツが参加するとのこと。
…が、なんとも不気味な名前で呼ばれているんだな
『狂気山脈』だなんて
·△▲▽▼·
その日もあたしはいつも通り仕事を終え、家に帰宅した。
夕飯を食べ終え、ソファにぐったりと座り伸びをする。
「疲れたぁ……」
テレビをつけてみるが特に面白そうな番組はなく、直ぐに消してしまった。
何をしようか悩んでいると急に電話が鳴る。
こんな時間に誰だろ
スマホの画面には"非通知"と表示されている。
間違い電話？最近誰かに電話番号教えたっけ？
少し不審に思いながらも電話に出ると懐かしい声が聞こえた。
「よう、久しぶりやな」
最後に話した時より少し低くなった気がする声
昔と何も変わらない雰囲気
驚きのあまり言葉につまりながらも返事をした。
「っ久しぶり……あたしのこと覚えてたんだね」
「忘れる訳ないやろ、幼馴染やんか。まぁここんとこ連絡とってへんかったけどな！」
はっはっは、と電話越しでもすごくうるさい笑い声がした。
このうるささも昔から変わらない。
「なぁ見たか？俺、狂気山脈っちゅー山に登ることになってん。もう明日には向こう行くんやけど」
「見たよ。すごい名前の山だよね」
「せやねん」
でなぁ、と彼は続ける。
「もしかしたら帰って来れへん、かも」
「……は？」
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茜(プロフ) - 紅蓮さん» 私はそのコメントが嬉しくて涙が止まりません…そう言ってもらえるのが書き手として一番嬉しいです！ (2020年5月23日 16時) (
レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 何回見ても涙が止まりません… (2020年5月23日 13時) (レス) id: 437f8327e7 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 不透明さん» ありがとうございます！！拙い文だったかもしれませんが、当時の精一杯の気持ちで書いたので嬉しいです！ (2020年5月16日 16時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
不透明(プロフ) - 島男の最後の「好きだった」のところでもう涙が止まりませんでした！夢主ちゃんの思いと島男の思いに感情移入しちゃって…ほんとに良かったです！！ (2020年5月16日 16時) (レス) id: 187d5f8a14 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 鬱瀬さん» ありがとうございます！！そう言ってもらえると書いてよかったと思えます (2020年5月10日 15時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
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