ギュッとサマトキ

違和感？ ページ38

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…最近。仕事帰りに後ろからつけられている様な気がする。



事の発展は5日前。



『はぁ〜、今日も疲れだぁ！！！』


「ははっ、ゾンビみたい今の」



私は同僚と仕事が片付いたので帰ろうとしていた


「なんか、疲れた時は飲もうって気になるんだけど
全然意欲わかない。」



『ほんとに、今日はそのまま真っ直ぐ帰るか！』


「うん！寄り道すんなよ〜。」


『学校の先生かっ！(笑)じゃあまた。』


と、2人で他愛もない話をし職場の前で解散した。



駅で少し先の場所で降りそのまま自分の家まで帰っていた途中。後ろからカツカツと革靴のような、 まぁ
そんな音が聞こえた。


私は別に気にすることなく家路を急いだ。
この時は気にしていなかった。



しかし、2日、3日。 経つも駅をおりた途中からずっと足音が聞こえ続ける。
私は恐怖を感じパンプスだったが思いっきり走り
家まで急いだ。



どうにか撒いたみたいで安心した私は はぁ とため息をもらした。


しかし、事態は悪化して行った。


朝、起き上がり昨日の夜見れていなかったポストを
確認しようと中を開けると白い封筒があった。


その封筒の中身を見た瞬間恐怖と、手が震えるのを感じた。

そこには私の写真が写っていたから。 その写真はどれもこれも、あの足音が聞こえた日からのものであった。


その日は仕事に身が入らず致命的なミスをよくするようになった。 同僚や先輩も心配しくれた。


怖くて怖くて堪らなかった。左馬刻に電話をするのはなんだか気が引けて出来なかった。かと言って、同期に相談…は、迷惑や巻き込んでしまったら申し訳がないのですることは無かった。


帰るのが怖くなった。こんな事は初めてだ。



何か方法はないか頭で考えるが何も思い浮かばず時間だけが過ぎていった。



同僚と別れ、駅を使い目的の場所で降りて家へ帰る。


付いてきている。 私の歩幅に合わせて。


『(やっぱり…左馬刻に、電話しよう。もうダメだ。とにかく後ろのやつを撒かないと…！！)』


そこからの行動は自分でも驚くほど速かった。


バッと走り出し近くにあった公園に隠れる。 そして
震える手で左馬刻に連絡をした。


『左馬刻っ、！お願い…助けて、助けて！！』


「あ？おい、どうした？何処にいるんだ？」


『家の近くの公園…。ずっと前から付けられててお願いする助けてっ？！』


後ろから鼻と口を何かで抑えられた。
朦朧とする意識の中、左馬刻の焦る様な声が聞こえた。

. 左馬刻side→←ハプニング⚠

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