＊ ページ27
深澤side
なんで俺泣いてんの…
てかめめ怖すぎ、
なんで怒ってるか分かんないって、もう、
俺、もうだめなのかな。
こんな顔で戻れるわけなくて楽屋に続く廊下でしゃがみ込んだ。
早く元に戻さなきゃ。
顔の目の前で手をぱたぱた仰いでみるけど止まってくれるわけもなく。
あーもう、最悪だよ。
「っ、はぁ…」
突然、背中に手が触れる感覚。
体が跳ねたのが分かった。
そっと後ろを振り向くと、そこには息を切らしながら眉を下げるめめがいた。
「…なに、」
「ごめん！ ふっかさん、」
「…いいよ、もう」
なんだか知らないけど俺が悪いんでしょ。
…別にギクシャクしたまま終わったって仕事に支障ださねぇって。
立ち上がってその場を去ろうとするけど、それは出来なかった。
めめに腕を掴まれたから。
＿＿＿＿
＿＿＿
＿＿
目黒side
「待って、違う、俺が」
「…」
「俺が悪い、です…。完全に」
「…へ？」
「ふっかさんがみんなと仲良くてみんなから好かれるのはめちゃくちゃ分かります
…ただ、その、なんて言うんすか、俺だけトクベツとかないじゃないですか。
…あー、何言ってんだ俺」
ほんと、何言ってんだ俺は。
でも、目の前のふっかさんはふっと笑った。
「…要するに、嫉妬？ てこと？」
うっわ、恥ずかしすぎないこれ…
「…そうっす」
「あはは！ なぁんだそんなことか！」
「そんなことって…結構重大だよ」
「ふふ、ごめんね。」
そう言ってふっかさんは俺の頬に手を添えてきた。
目は赤くなっていて、俺が泣かせたかと思うと胸が痛む。
「でも、めめ、違うよ？」
「…なにが？」
「俺だけトクベツとかないって言ったけど、
…めめは俺のトクベツに決まってるでしょ」
そう言ったふっかさんの顔がゼロ距離に来て、唇に触れる感覚。
もう心から愛しくて愛しくて。
もう二度と泣かせたりしないって、そんなことを密かに思った。
「…ふっかさん、誰かに見られるよ」
「どーせメンバーしか来ないって」
「メンバーになら見られていいの？」
「ダメなの？」
「…いや？ 俺のふっかさんって見せつけられるから全然いい」
そう言うと軽く腹に1発食らった。
愛の一撃ってことで全然痛くなかったけど。
てか、むしろ、可愛くて死にそう。
end.
====
私情により3月上旬頃までは更新鬼のように遅いと思われます…申し訳ないです…
貴族の髪色。(ゆり組)→←トクベツな君が零す。(めめふか) Req
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2877人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
來杏(プロフ) - ｱﾝｽﾞさん» 返信ありがとうございます！ すみません…。 了解致しました！ (2021年3月25日 23時) (
レス) id: 015fe807ef (このIDを非表示/違反報告)
來杏(プロフ) - 樹れれ*さん» 返信ありがとうございます！ 了解致しました！ (2021年3月25日 23時) (レス) id: 015fe807ef (このIDを非表示/違反報告)
ｱﾝｽﾞ(プロフ) - 來杏さん» 見落としておりました...！すみません...。あまあまなmmskのみで十分なのでそちらでお願いしたいです...！よろしくお願いします！ (2021年3月25日 21時) (レス) id: 3e74153632 (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - 來杏さん» 記載してくださってたのにすみません！完全にこちらの見落としです…。そちらのシチュで全然◎なのでいつか書いてくださると嬉しいです…！！お手数おかけしましたm(__)m (2021年3月24日 21時) (レス) id: 13186da642 (このIDを非表示/違反報告)
來杏(プロフ) - ｱﾝｽﾞさん» リクエストありがとうございます！甘々なmmsk、了解致しました！ こちらの作品では裏のリクエストは受け付けておりませんのでご了承ください…！！ (2021年3月24日 9時) (レス) id: 3987904d8f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：來杏
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen/tools/items.php#
作成日時：2020年12月14日 20時
