あまく、にがく、はげしく。4 《 Snow Man 》

俺しか見えない、でしょ？ (だてこじ) ﾘｸ ページ18

宮舘side





俺の恋人は、

みんなの人気者の康二。

いつでも誰でも抱き着いて。


…でも、やっぱり俺が一番じゃないと気が済まない。


だから2人揃ってオフのこの日、ちゃんと俺好みにしてあげる。








.








「だて、お昼ご飯ありがと！ 美味しかったぁ、」



さすがやなぁ、なんてソファから洗い物をしてる俺を見る康二。

洗い物を終わらせて、康二の隣に座る。



そして、間髪入れずにキスを落とす。

それも長いやつ。



「…んっ、ふ、」



酸素を欲して口を開いた康二。

言っとくけどそれ逆効果。


緩んだ口に舌を滑り込ませる。


舌で歯列をなぞったりして、

やっと口を話してあげたときには、

康二は肩で息をしながら涙目でこちらを見てた。



「はぁっ、…どしたん、急に、」


「んー？」



んー？なんて軽く流して、康二を押し倒して、またキスをする。


脳まで溶けちゃうくらい、俺に夢中になれば？



弱い力で胸を押されて、唇を離す。



「…ん、なに」


「…だて、おかしい、」


「おかしい？ そうかな」


「…うん」


「そんな俺は嫌い？」


「ううん、…好きやで？」


「そっか
俺もね、好きだよ。康二のこと」


「ふふ、嬉しい」


「…そう、だからさ。」



俺を見上げる康二の目に疑問が浮かぶ。



「俺がいなくちゃ生きていけない、なんて、そんくらいまでになって欲しいんだけど」



思ってることそのまま言えば、康二は微かに目を見開いた。



「ふふ、無理に考えなくていいって、
いつかそうなって欲しいなっていう願望」


「そ、っか…」


「そう。…だから今は俺とのキスだけ考えてればいいから。ね？」



そう言って優しく微笑めば小さく頷いた康二。



今度はライトなキスを繰り返す。

あえて口内までは侵入しないまま。



そのまま顔を離すと、

康二は熱っぽい目でこちらを見ながら言った。



「…だて、もっかい、ふかいの、」



作戦通り。


ねぇほら？どう？


俺しか見えない、でしょ？









end.





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甘々にできましたかね、…

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