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Episode : 8(小緩) : 花鯊はく.。o○ ページ10
___ドンッ!!
なぁ……………嘘だろ…?
嘘なんだろ…!?
俺はすぐに華澄に近寄る。
倒れている華澄は、あの時の藤とそっくりで
吐き気がする。
頬に生温い感覚を覚える。
俺は泣いているのだろう。
「………ッ…なぁ…………華澄…」
弱い力で華澄を揺する。
が、華澄が起きるなんてことはなくて。
「ごめん……ッごめん華澄………俺が…俺のせいで…」
地面からの鉄の匂いに救急車のサイレン、人の声。
全てが俺の脳に木霊する。
これで全て終わりなのだろうか。
華澄の人生が、俺達の物語が、全て終わりなのだろうか。
「………ああ…」
神様、叶うならばどうか
______もう一度だけ、俺に笑いかけて。
Epilogue(小緩) : 花鯊はく.。o○→←Episode : 7(華澄) : らいむ
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作者名:花鯊はく.。o○ | 作成日時:2023年12月1日 17時