脅威、入隊 ページ37
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「まぁ為す術もない私はOKしたんだよ
.
でも、匿う気は無いんだよね」
枢機卿は水色の羽織をバサッと脱いだ
現れたのは緑の軍服
「枢機卿の私は実は我々国の観光客でしたー…なんて君は信じる?」
纏められた髪をほどいてチョコレートのような髪色がふわふわと揺れる
我々国、他の国より断然歴史が少なく新しい国
小さい国ながら3強と呼ばれる幹部が建国している
確かそのうちの1人が
「どうも、俺が我々国幹部が1人、オスマンめうよ〜」
首を縦に振るざるを得ない、最強の外交官
「君のことはちょっと前から監視させて貰っててね、まぁうちの総統が気に入っちゃてさ〜
もし君がうちに入ってくれるって言うならAちゃんを助ける手助けさせてもらうんやけど」
まぁ答えは決まってるよね? と言わんばかりにニコリと笑うオスマンに
「ッもちろんや、そっちに入る」
Aを助けられるならなんでもいいゾムは
頷く以外の選択肢が無かった
「そっかそっか、よかっためう〜」
それと同時に後ろから2つの気配が
ゾムは魔法でナイフを操り2つの気配に向けた
.
「フッハハハッやはりバレているか」
「さすが魔女の力…ってグルさん笑ってる場合じゃないんですよ」
黒い外套に映える金髪の男と
赤いマフラーに眼鏡をした男
「俺の名はグルッペン・フューラー、我々国の総統だ
ゾム、俺と共に来い。拒否権は無いゾ」
もちろんお前の家族も歓迎しよう
有無を言わさないその瞳に、オーラに、
あぁこの人なら自分を預けてもいいかもしれないと
素直に思ってしまったから
「……ハイルグルッペン。」
膝をついてそう応えた
.
(大丈夫、待ってて)
(いいよ、来ないで)
(素敵な仲間が見つかったんでしょう)
(お前がおらな意味が無いねん)
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キリス(某教祖)(プロフ) - 感動しますたあああ (1月15日 16時) (レス) @page50 id: 62b7efaae2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 伏線が凄すぎる... (5月21日 22時) (レス) @page50 id: f98c154ca8 (このIDを非表示/違反報告)
イレイザー - すんげぇ好き (5月11日 7時) (レス) @page50 id: 3973b7c9c7 (このIDを非表示/違反報告)
ネギです。 - 夜中に見ました。もう凄く感動する話でした。 (2023年5月8日 1時) (レス) @page1 id: d88732d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(๑╹ω╹๑ ) - めっちゃ良いですね!! (2023年4月9日 17時) (レス) @page50 id: dd978d4aba (このIDを非表示/違反報告)
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