【wrwrd】脅威となる子、拾いました【zm】

世界の主役は我々だ ページ38

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______処刑される日が急遽明日になった









そんな知らせが我々国に入った




今、エルマがいる国以外で魔女はもういないらしい




それに慌てた王は早急に魔女を無かったことにするおつもりで、









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鬱の言葉を最後まで聞かずゾムはナイフを引き寄せ飛び出した


コネシマやシャオロンが自分の名前を呼んだ気がするがどうでもよかった









ゾムは我々国に入ったもののAの安否しか考えておらず、自己紹介はしたもののまともに馴染めていなかった








するとグルッペンの制止する声が聞こえた



総統の声だから、さすがに止まらない訳にも行かず顔は見ずに耳だけ済ませた





スピーカーでこれでもかと言うほど大きな声で




それは確かに城中に響いた






「諸君ｯ！！！同胞の家族が危機的状況だ！！！！！西の国を滅ぼすゾ！！！！！！





戦争だっ！！！！！！武器を取れっ！！！！」









「「「「おおおおーー！！！！！」」」」





総統の喝に答えるように幹部が、兵士が、応えた


それは1つの怪物のように






「(これが、我々国…)」









「ゾムっ！お前っ、早すぎやろっ」


「馬で行く方が体力持つし早いやろがっ」







コネシマとシャオロンが息を切らしてこちらに来た


愛想の全くなかった自分のために走ってここまで来てくれたのだ



もうお前は仲間なんだよ と胸がひしひしと訴えてきた






「…ごめん、ありがとう」



2人は目を丸くしてこちらを見た、いやなんやねん



「お前…ありがとうとか言うねんな…」



「ｯはぁ？」



「まて、シッマこいつ、ごめんって言ったぞ」


「ｯなにがおかしいねん」




視線に耐えきれずフードを深く被る

2人の狂犬は脅威の珍しい姿にまた目を丸くしてニカｯと笑う








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なぁ、Aここ、いい人たちばっかやで



必ず助けるから、もし、全部片付いたら









Aもここで一緒に暮らそうや









(タイムリミットまであと_______)









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