【wrwrd】脅威となる子、拾いました【zm】

私も同じ ページ12

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あれから自分の出来る限りのスピードで料理を作った。料理が上手い下手関係なく魔法は動いてくれるから便利だ



並んだのは人に人気のある料理ばかり、

シチューとかハンバーグとかパスタとか




『(うわ、消化にいいものをとか全然考えてなかった、うわ)』

ほんとに昨日あれほど悩んだ時間はなんだったんだと言わんばかりの料理



でも作ってしまったのだから勿体ない。食べれるだけ食べてもらおう


そう考えて私はゾムを呼びに行った





…………








彼はソファの近くで縮こまっていた

食事を作っている間、1歩も動かなかったのか同じ位置でじっと周りを警戒していた



『ぞむーー！ごはん！食べよう！』



警戒しているのは知っていた
動いていないことも分かっていた


だから出来るだけの笑顔で、ビックリさせない大きな声で、


友だちに呼びかけるみたいに









(できてる？大丈夫？)
(緊張しているのは私も同じ)

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